コルベットは事故が少ない

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アメリカのInsurance Institute for Highway Safety(IIHS)によると、アメリカで販売された2007~2009年モデルのクルマの中で、最も保険損失の少ないクルマは、コルベット・コンバーチブルです。
(元サイト:http://www.iihs.org/research/hldi/composite_bw.aspx?y=2007-2009&cv=all
2番目がMX-5ミアータ(日本名:マツダ・ロードスター)、3番目に再びコルベットのスタンダード・モデルが入っています。保険損失が少ないということは、事故が少ない、または軽微であるとも言えるのではないかと思います。
表は100を平均値として、平均点に対する得点の割合を示しています。少ないほうが優秀です。コルベット・コンバーチブルの53という数字は平均値の53%ということです。

ちょっと意外な感じがしますが。
コルベットオーナーは、年齢層が高く、またクルマを大事にしている人が多いから、と分析している人もいました。さらに、コルベットは他のクルマと比べると極端に走行距離が少ないので、それも関係していると私は思います。ホビーカー、またはウィークエンドカーと言いますが、日常使いにはせず週末の天気の良い日にだけ乗るという人は多いです。
アメリカ在住時、最初に買ったC4は通勤にも使っていたのですが、雨の日もC4でオフィスに行くと、
「雨でもコルベットに乗ってくるなんて変わっている。普通は雨の日は乗らないでしょ。」
という意味のことを時々言われました。
また、アメリカではスポーツカーの保険料が高いと思っている人が多いのですが、実際にはそんなことはなく、私のコルベットの保険料は足車にしていたサンダーバードや妻のマーキュリーと比べても、同じくらいでした。

ちなみに、最も保険損失が高いのは、ミツビシ・ランサーで、これはEVOのことでしょう。なんとなく、納得できる結果です。
ダッジ・チャージャーなども損失が高く、これは内訳を見てみると"Comprehensive"が特に悪くなっています。Comprehensiveがどういう試験なのかは勉強不足でわかりませんが、Comprehensiveの結果データだけをみると、最悪はベントレーのフライング・スパーで756に対して最良はシェルビーGT500コンバーチブルの38だったりします。