4way stop

110317-1.jpg
いつの間にか名称が「輪番停電」から「計画停電」になったみたいですが、自宅も職場もグループ3に属しています。今日、職場で初めて停電になりました。準備をしっかりしていたので、特に混乱もありませんでしたが、停電ではやる事もないので帰宅することにしました。
ちなみに、自宅は今もって一度も停電していません。毎回、張り切って準備しているので停電してもらっても全然かまわないのですが、田舎なので停電しても節約できる電力量が少なくて効果が小さいと見積もられているのかもしれません。
通勤は自動車通勤なので、ガソリン残量が気になる事を除けば、何も苦労することはありません。しかし、停電のときはところどころの信号機が動いていません。片道20Kmの道のりで大きな交差点はないですし、信号機の数も多くはないですが、出ていいのか待った方がいいのか判断に迷うことはあります。

 

アメリカには"4way stop"という交通ルールがあります。これは日本にはないので、日本人がアメリカで運転するときに戸惑うことの一つですが、この4way stopは実に合理的なので日本でもぜひ導入してほしいルールです。
110317-2.jpg
これは、アメリカの一時停止の標識ですが、下に小さく"4-way"と書かれていれば、4-way stopの交差点です。この場合、交差点すべての方向に一時停止の標識が出ています。簡単に言うと早い者勝ちという事になるのですが、交差点で一時停止するときに、自分よりも早く停止している人がいたら、その人が先に交差点に進入できるというルールです。やってみないと理解するのは難しいかもしれません。でも、慣れると普通にできるようになります。
アメリカでは、このルールで片側2車線同士が交差するかなり大きな交差点でも、信号機なしでやっています。
なぜこれを紹介したかというと、アメリカでは信号機が故障や停電で点灯しなくなった場合、自動的にこの4way stopが適用されるルールになっています。私がカリフォルニアに住み始めたころ、電力会社の経営上の問題でよく停電していました。そんな時でも、交差点では4way stopで、整然と交差点が流れていました。もちろん、中には判断ミスや勘違いのドライバーもいますが、概ね問題ありませんでした。
今更、日本で4way stopの導入は難しいと思いますが、信号機が故障したときのルールは何か決めておく必要がありますね。