さよならスピダー

1980年代に、「さよならジュピター」という日本映画がありました。後に出版されたノベライズ版が面白くて、レンタルビデオ(まだDVDはなかった)で見たのですが、とても安っぽい出来でがっかりしました。ガイナックスあたりがアニメーションで作れば「トップをねらえ」と並ぶ、日本のSFアニメの金字塔になった予感がしますが。

そんなことはどうでもよくて。

本日、スピダーが引き取られていきました。
140824-01
私の手元に来たのが、2007年12月15日。走行9,800kmくらいだったと思います。それから6年8ヶ月。18,000kmを私が走らせてました。その間に大きなトラブルはなし。重整備も必要ありませんでした。
その前に乗っていたスーパー7が、改造しすぎて乗りづらくなったのが買い換えるきっかけだったので、このスピダーに関してはパフォーマンス向上をねらった改造は何もしないと決めてました。時々、物足りないと感じることもありましたが、改造しなかったのは正解で、最後まで楽しく乗ることができました。

下取りとか、次のクルマが決まっているというわけではないので、スピダーのなくなったガレージをみると、正直、さみしいです。買い手が付いた後、ちょっと後悔もしました。
140824-02
でも、スピダーを売ったのは、ここに何を入れるか考える楽しみを得るため。
ガレージに空きがあれば、「これ欲しいっ!」と思ったクルマが出てきたときに、躊躇うことなく買えるのです。だから、今は次のクルマを探すべく広大なネットの海を航海中。この航海を思いっきり楽しみます。

次のクルマはスポーツカーだけど、ハイパフォーマンスは狙わずに、多少のいじる楽しみやパーツ探し、資料集めなどが楽しめるクルマがいいなぁ、と思っています。それからアメリカで販売された車種であること。アメリカで売られた車種は情報集めがとても楽なのです。
あと、久しぶりにキャブレターのクルマに乗りたくなりました。効率・性能最優先の、最近のクルマへの反逆的な気持ちもあるのかもしれません。まあ、ただ歳を取っただけかもですが。

実は、気になっているクルマは、すでにあるのです。ただし、値段は高くないのですが「売り」の個体は少なくて、すぐに手に入るものではありません。最終的には人脈を駆使することになるかもしれません。もう少し調べてみて、気持ちが変わらなかったらお知らせします。