スポーツカーは3ペダル

Movable Typeのアップデートの罠にハマってしまっていたので、日付が前後してしまいますが、日曜日にはいつものミーティングに行きました。
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今日の話題は、
「スポーツカーは、やっぱり3ペダルだよね。」
という事。

最新型のポルシェ911Rが、今どき珍しく新開発の3ペダルMTだというところから話が始まりました。最近のスーパースポーツ系は、ほとんどがDCTの2ペダル。今どきのフェラーリオーナーにはMTを運転できないという人もいるとか。
確かに、DCTにはトルクコンバータを介さないダイレクト感があり、なおかつ運転が楽なことには同意します。それに、純粋に速さを追及するという姿勢であれば、2ペダルDCTに軍配が挙がります。でも、多くの人が運転を楽しむためにスポーツカーを買っていると思うのです。クラッチ操作という運転の楽しみを奪ってどうすんだ、と思うわけです。
コーナーの手前でブレーキを踏んで減速しつつ、ヒール&トゥで回転を合わせてシフトダウン。
ヴォン、ヴォン、ガーーーーーーーン・・・
って感じで決まった時の気持ち良さったら。ねぇ。
クラッチなんて慣れです。昔は、シンクロが弱かったから誰でもダブルクラッチを踏んだし、だいたい免許取ったら最初に練習するのは(教習所では教えてくれない)ヒール&トゥっていうのが当たり前だったんですよ。多角形コーナーリングは出来なくても、ヒール&トゥは誰でもできるんです。
最近のMT車は、レブマッチングとかいうやつで、回転は勝手に合わせてくれるらしいですが、やっぱり自分で合わせないと、運転の楽しさの30%くらいは損している気がします。というかスポーツカー乗りでヒール&トゥが出来ないってのは、ちょっとどうなの?って思います。だから、レヴマッチングなんて不要。
ちなみに、うちのZ4は7速DCTですが、マニュアルで運転することはないですね。というか、マニュアルモードにしていると、クラッチがないので、ギアチェンジを忘れちゃうんです。やっぱりクラッチがないと自分でギアチェンジしようという気になりません。
一方、コルベットと550は3ペダルのマニュアル。どっちも楽しいです。ゆっくり走っているときの交差点でも、ヒール&トゥは無意識にやってます。あと、滅多にないですが、走っているときにローに入れる場合は、ダブルクラッチを使います。ヒール&トゥもダブルクラッチも、ゆっくり走っているときには必要ない操作ですが、スポーツカーなんだから、そういう操作は楽しまないとね。

あと、どーでもいいですが、レヴォーグはCVTです。調べたわけではないので間違っているかもしれませんが、運転した感じでは2速あるみたいです。これはダメダメ。インテリジェント・ナントカっていうのだと思いますが、ギア比が状況によって違うというか。交差点を曲がった後の加速が、もっさりしすぎのときと、いやいやちょっとそんなに加速しないでよ、っていう時があって、しかもそれが読めません。こんな変な制御するくらいなら、普通のブラネタリーギアのATの方が断然いいですよ。いや、もしかしたらメカか悪いのではなくて、ソフトがヘボいのか。

なんだか、まとまりのない内容になってしまいましたが、要するにスポーツカーは3ペダルであるべきだということです。
コルベットは最新型でも3ペダルMTです。しかも、わざわざ7速を新開発しています。「わかってるぅ。」って感じですよね。ただ、初心者さん用にレブマッチングは付いています。