[Cadwell] 燃料配管作業 その1

550のブレーキ修理も終わったので、カドウェルの作業に戻ります。
9月末に燃料ポンプが壊れていることがわかり、それをきっかけに燃料系の配管を全部やり直すことにしました。
全てのパーツは揃っているので、配管作業を進めます。

燃料ポンプにAN継手のアダプタを付けているところ。
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これは並行ネジのワッシャーでシールするタイプですが。

機器によっては、管用テーパーネジを使う仕様になっているものもあります。
管用テーパーネジはテフロン・シールテープを使う必要がありますが、私はシールテープを使わずに、スレッド・シーラントを使います。この方が漏れないですし、何より、千切れたシールテープが管内でゴミとなって、バルブの動作不良の原因になったりする心配がありません。
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私は、管用テーパーネジが大嫌いです。もうね、管用テーパーネジなんか、この世からなくなればいいのに、と思っています。
この写真は、PT1/8ネジです。PT1/8っていうのは、呼び径1/8インチというわけで、インチなのでてっきり英米の規格だと思うじゃないですか。しかし、違うんです。これは日本やヨーロッパなどメトリックの国々で使われているネジです。
これとそっくりなネジでNPT1/8というのがあるのですが、そっちが英米で使われている規格です。
始末に悪いのは、これらの2種類の規格は微妙に入っちゃうんですよ。だから、間違って組み合わせたことに気が付かないことがあります。無理やりネジ込んで、漏れるか部品が割れるかするんです。
さらに、始末に悪いのは、PTネジって規格名称が変更されて、オネジがR、メネジをRcと言うんです。だから、
「あれ? R1/8ってオネジだっけ?メネジだっけ? あれれ? NPTだっけ? PTだっけ?」
と、悩みます。RとRcとかにしないで、素直にPTオネジ、PTメネジでいいじゃん!って思うんですけどね。
たぶん、規格を決める人たちの利権絡みがあるんでしょう。