GT40本

GT40の資料が欲しくなって、Amazonを物色。
大抵、この手の本は古本でも数千円するのですが、なぜかこの2冊は約600円と格安だったので、購入。
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上の本は、Foreword by Bob Bondurantと書かれていたのも興味深かったのですが、本当に序章の2ページだけでした。Bondurantはアメリカのレーシングドライバーで、1965年のル・マンにGT40で出場しています。コルベットの大ファンとしても有名で、現在は自身が経営しているレーシング・スクールの教習車にコルベットを使っているほどです。人気ドライバーの名前を表紙に書いて、少しでも売り上げを狙ったのでしょう。内容は写真中心で文章が少な目なのががっかり。まあ、Photo Archiveということですから。
下の本は、当時の自動車雑誌の記事の寄せ集め。なので、資料的価値がとても高い良書です。例えば、1967年6月号のCAR and Driver誌のテストによれば、Mk3の0-60mphが5.1secとなっています。私のZ06が1410kgで3.9sec。Mk3の車重は1000kgを切っているので、思ったほど加速は良くないのだな、とか思うわけです。

この写真の本は、一昨年に買ったGT40の本で、左は唯一と言ってよい日本語の本。残念ながらクルマの仕組みよりは、開発の経緯やレースの歴史など、ソフトウェア寄りの本です。
一方、右側のHaynesの本は、ハードウェア寄りで、私にはかなり面白いです。170224-02
Owner’s Workshop Manualと書いてあるのですが、残念ながらWorkshop Manualと言えるほど詳しいわけではありません。でも、レストアの過程などの記載があって、GT40の本のなかでは、かなりハード寄りだと思います。私はこういうのが好きです。
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こうやって、資料をあつめてスペックやデータから、いろいろと想像するのも私の自動車趣味の楽しみ方の一つです。レーシングカーの場合、レースの戦績やドライバーに興味を持つ人は多いですが、私はどちらかといえば、クルマ本体の方に興味があるので、何年に誰が乗って、どのレースに出て、何位だったとかは、あまり覚えない方です。