GT40進捗

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エンジン作業は、ほぼ完了。

  • エンジンが動かなくなった原因のデスビは、MSDのsmall capに変更。これがキャブレターとかウォーターネックに当たるので、継手の変更やデスビボディの逃げ加工をして対処。イニシャルの点火時期はBTDC15°
  • MSDのデスビは端子がGMのHEIタイプなので、プラグコードもHEIタイプのMSD製に変更。
  • 点火コイルがエンジンに直付けになっていて、振動や熱を受けていたので、MSDのEコアタイプにして、バルクヘッドに移設。
  • COBRAのロゴが気に入らなかったバルブカバーをFord Racingに変更。ブリーザーがエンジンフードに当たるので、高さが低くなるように加工。

こうやって書くと、全然難しくない作業に見えますが、実際にはあっちが当たる、こっちが当たる、ボルトが短い、長い、配線が届かない、などなど、細かい処置が色々とあって、予想外に面倒でした。
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あとは、余分な配線を短くしたり、取り回しを整えたりすれば、終わり。写真右下のコイル配線も、ちゃんとします。

エンジン自体の調子は悪くないですが、バックファイヤやアフターファイヤを起こすので、キャブ調整が必要です。この症状は、一般的にはガスが薄いのですが。
ヘッダースがこういう位置にあるので、エンジンを切った直後にプラグを外すのは、火傷しそうで怖いです。だから、次回の最初の作業は冷えたエンジンからプラグをはずして焼け具合の確認から。ただ、薄かったとしても、今まではこれで走っていたわけだから、2次エアを吸っている可能性もあるので、キャブの取り付けも再度確認が必要。
変えたのはデスビとコイルだけなんだけど、点火が強力になったために、ガスが足りなくなった、なんてことはあるのかなぁ。セッティング確認のために、空燃比計は付けておきたい。

インテリア関係は、

  • 油温計の配線抜けを処置。ただし、依然として動作に疑問が残る。
  • スピードメータのケーブル抜けを処置。ただし、ホイール側でも抜けているみたいなので、そっちも確認したいけれど、プレーキキャリパーを外さなければならず。少し面倒な取り付け方になっているので、ちょっと躊躇しているところ。
  • カセットデッキを除去。これで、故障の原因になりそうな雑な配線を大量に破棄できたのはうれしい。空きになった1DINスペースを隠すようにPNDタイプのナビを入れる予定。
  • ダッシュボードの中で転がっていたリレーとヒューズボックスを、とりあえず両面テープで固定。
  • シートベルトをWillansからSIMPSONに変更。ただし、ショルダーハーネスのアンカー位置が高すぎ。対処の必要あり。検討中。
  • クーラーが作動せず。ファンは回るけど、冷風が出てこない。窓の開かないGT40で、これは致命的なので、第一優先で対処必要。

おそらく日本で作業されたと思われる、オーディオとエアコンの配線系は問題ありありです。特にひどいのは、リレーが固定されず配線にぶら下がっている、切りっぱなしでむき出しになっている配線がある。配線が束ねて固定されておらず、それらが純正の配線を引っ張ってコネクタが抜けかけている(前述の油温計の配線抜けはオーディオの線が引っ張っていた)。
たとえばこんなの。これは、エアコンのスイッチに連動して、ラジエターの電動ファンを回すためのリレー配線。せめて固定はしようよ。
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まあ、おいおい直していきましょう。