Homelink

iPhoneでガレージドアが開けられるのだそうです。

自動車通勤をしていると携帯端末みたいなのを使う機会が全然なくて、iPhoneは名前だけ聞いたことがあっても、使ったこともなければ触ったこともないので、いまひとつ便利さが分からず、なぜわざわざiPhoneで?と思ってしまうのですが。こういうのは、便利というより、iPhoneで出来るという事に魅力があるのだろうと思います。
しかしながら、家のガレージドアはホームセキュリティと連動しているので、これだけだとダメです。

この記事を読んで思い出したのは、アメリカではほとんどのクルマにオプションとして用意されているのに、日本ではまったく見ない装備のこと。

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HomeLinkと言います。ガレージドアはもちろんのこと、家の中のエアコンとか照明などをクルマの中から操作できるリモコンが、バックミラーに組み込まれています。普通、ガレージドアのリモコンはサンバイザーに挟んでおくのですが、写真のようにバックミラーに組み込んであるとスマートです。

HomeLinkのサイトの紹介ビデオをみると、家中のあらゆる電化製品を帰宅時にクルマの中からONにしています。まあ、面白いとは思いますが、実際にそこまで必要かというと、かなり疑問がありまけど。

このHomeLinkやガレージドアのリモコンは、クルマにくっつけておくのが普通なのですが、一方でセキュリティ上の問題点も指摘されています。それは、HomeLinkやガレージドアのリモコンを付けたクルマを盗まれた場合、家にも容易に侵入されてしまうことです。クルマの中には登録証(日本の車検証に相当する)が必ずあるので、自宅住所もわかってしまいます。盗んだ車でその住所まで行き、ガレージから家に侵入というパターンです。そういうのを防止するために、最近ではクルマのドアロックのリモコン(Key Fobといいます)に、ガレージドアのリモコンを仕込んだものもあります。これならクルマから離れるときにはリモコンも持ち出すので自宅への侵入は防げます。

ところで、このミラーにはコンパスも組み込まれていますが、これもアメリカではポビュラーな装備です。一方で日本ではあまり見たことがありません。
日本では例えば「東名高速上り線」とか、「関越自動車道下り線」といったように、「上り」「下り」という方向の表し方をしますが、アメリカではこの概念はなく、「東行き」「西行き」「南行き」「北行き」というように、方角で方向を示します。だから、コンパスがクルマにあると、インターチェンジなどで、西行きに乗り換えたのか、東行きに乗り換えるのか、とかが容易に確認できて便利なわけです。