車検専門店への不信

101228-1.jpg
このブログでほとんど記事にしたことがありませんが、通勤などの日常使いとして三菱レグナムというステーション・ワゴンに乗っています。趣味車で手一杯なので、このクルマには一切手をかけず、なおかつ安く維持するように心がけています。

昨日、仕事帰りにガソリンスタンドでタイヤの空気圧を調整していたらフロントタイヤの外側が妙に磨耗していることに気がつきました。サーキット走行をしたわけでもないのに、ほとんどカドが落ちてしまっています。

思い当たるのは、今年の5月に受けた車検。自分で車検を通すのが面倒なので、いわゆる車検専門店に出しました。そのとき、タイロッドアームにガタがあるということで、左右タイロッドアームが交換されました。タイロッドアームが交換されれば、当然トーが狂います。
サイドスリップが車検でテストされているはずなので、トータル・トーが大狂いしているとは思えないのですが、でもそれしか原因が思い当たりません。

とりあえず、その車検屋に持っていってみてもらいました。サイドスリップテスターで3.8mmだそうです。車検基準は5mmですから基準値内ということになります。単なる車検屋なので、アライメントの個別の値は出せません。しかし、半年でこれだけの偏磨耗は異常なのでトーをいじってゼロにしてもらい、タイヤを前後入れ替えました。
新品に近いタイヤだったら、タイヤ交換も交渉するところですが、もうあと1年もたないかもしれないくらいのタイヤだったので、これで様子見とすることにしました。

ところで、タイヤの前後を入れ替えているときに、サービスのつもりなのでしょう、バッテリーの交換を勧められました。それ自体は正しいです。バッテリーは弱っていて、この休み中にでも交換しようかどうしようか決めかねているところでしたから。
しかし、今40B19Lが入っているのに、交換として見積もられたパッテリーが55B24Lってどういうこと?40B19は大量に使われているので、もっともコストパフェーマンスが高く、だいたい3000~4000円が相場です。それに対して55Bになると、値段は倍近くになります。これ、もし私がクルマに関する知識がない人だったら、無駄に大きいパッテリーを売りつけられたことになります。
バッテリーをその場で交換してもらってもいいかな、と思っていたのですが、説明もなく大きいパッテリーを売ろうとするそのやり方に不信感を持ったので、断りました。

そういうことなら、もしかして車検のときのタイロッドの交換って本当に必要だったのか?という疑問も出てきます。走行距離6万キロ。サーキットを走るわけでもなく、普通に通勤に使っているだけのクルマで。しかも左右両方。タイロッドにガタが出るものなのか。
もしかして、無駄にタイロッドを交換され、ろくにトーも調整されずにタイヤが偏磨耗してタイヤの寿命を縮めたのかもしれません。

きっと、クルマの知識がなければこういう事にも気がつかず。
「タイヤが偏磨耗しています。交換したほうがいいですね。」
「バッテリーが弱っています。交換したほうがいいですね。」
と言われるままに交換してしまうのでしょう。無駄な出費をさせられたことに気がつかなければ、それはそれで問題ないかもしれませんが・・・
「知識は身を守る」
ま、この場合はお財布ですけどね。

ちなみに、レグナムの標準バッテリーは44Bですが、コストパフォーマンスを重視して、あえて私は安い40Bを入れています。これで、お店の人が44か46を勧めてくれば、不信を感じることもなかったのですが。