ガレージドア・スイッチのハック

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うちのガレージドアのスイッチ。調子が悪かったので交換してもらいました。アメリカのGENIE社製ですが、三和シャッターが輸入販売しています。
前にも一度調子が悪くなって、交換してもらっています。三和シャッターのサービス体制は素晴らしくて、電話すると即日対応が基本。一応保証期間というのはありますが、それを過ぎていても、ただの故障なら修理費用を請求されたことはありません。
今回は、バケーション・スイッチの接触不良で交換してもらいました。バケーション・スイッチというのは、一切の操作を出来なくするスイッチで、これをONにしておくと、このスイッチはもちろん、リモコンを使ってもガレージドアの開閉が出来なくなります。

新品に交換してくれたので、古いスイッチはもらいました。構造を調べてハッキングしてみようと思って。

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このスイッチの機能は、ガレージの開閉、ライトのON/OFFとバケーション・スイッチです。2本の線しか繋がっていないのは知っていたので、シリアル通信をしているのだろうと思っていました。基板は簡単ですが、反対面に表面実装のチップでも貼ってあるのだろうと、この時点では思っていたのですが。

 

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部品は、これしか載っていませんでした。なんかとっても拍子抜け。

 

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回路構成は1分でわかりました。これだけです。シリアル通信なんてものではなくて、スイッチの組み合わせで抵抗値を変化させているだけでした。よく考えればこの程度で十分なわけですが、最近は何でもデジタルなので、2線しかつながっていないと知った時点で無意識にシリアル通信していると思ってしまっていました。
Arduinoでも使って何か細工しようかな、思っていたのですが、これも冷静になって考えてみれば、ガレージドアの開閉にマイコンを使ってみたところで、一体どんな利点が得られるのやら。
LANと接続して、インターネット経由でガレージドアを開閉したり、ガレージ内の照明をON/OFFさせるということなどが、技術的には可能ですが、そうすることで何か便利になるかというと、特に何も。

というわけで、これは接触不良になっているスライドスイッチを交換して、予備部品にしておくだけになりました。