Chevy Malibu

今月も10日からアメリカに来ています。
今回のレンタカーはこれ。
120114
Chevy Malibu
普通のセダンです。クルマを見て、車名を言い当てられる人はほとんどいないでしょう。
アメリカで仕事をするとき、レンタカーに何を借りるかを楽しみにしている私が、なぜこんなクルマになってしまったかというストーリーをお話ししましょう。

いつも通り、Hertzのカウンターで車種交渉をします。
「アドレナリン・コレクションはコンプリートしちゃったから、何かいいのない?」
幸いなことに、今回のカウンターの人は、私の事を覚えてくれていて、キャデラックCTS-Vを出してくれることになりました。スーパーチャージャー付556馬力、噂の超快速キャデラック。
おおやったー。そんなの、レンタカーとして用意しているんだ。
聞けば、1台だけしかないそうです。

思わず鼻唄を歌ってしまうくらいゴキゲンで、パーキングロットに行き荷物を積んで、さあエンジン始動。

あれ??? かからない。
んー、さすがキャデラック。エンジン始動に何か手順がいるのかもと、いろいろと試したけれどウンともスンとも言わず。
結論としてバッテリーが上がってました。
こんどは、パーキングロットのサービスカウンタで、代替車の交渉。CTS-Vは一台しかないので、アドレナリン・コレクションを勧められましたが、それはすでに乗ったので却下。次に勧められたのがメルセデスのE250。よほど、これを貸したいらしく繰り返し勧められ、写真まで持ってきて、ほらカッコいいでしょ?と言ってきます。しかし、4気筒なんかには乗りたくないと言って却下。
「はぁ~、なんか他にいいクルマないの?」
とかやっているうちに、ちょうどホヤホヤの新車が入ってきて、
「じゃあこれに乗る?正真正銘Brand Newだけど。」
ということで、今回はただのセダンですが、私が初めてのお客という部分に価値を見出すことにして、これにしました。
受け取った時の積算距離計は6mile。レンタカーって客に貸し出す前に試走くらいはしているのかと思ってましたが、全然やらないみたいですね。

面白くもなんともないけど、楽ちんです。乗り心地もいいしね。
ただ、会うアメリカ人に必ず
「何があったの? こんなクルマに乗って。」
とか、いちいち言われるのがうっとおしい。