Still Wavin’

カリフォルニアの海岸線、CA-1をコンバーチブルのスポーツカーで走るのは、アウトバーンを300km/hで走るのと同様に、自動車好きにとっては憧れのシチュエーションの一つではないかと思います。
121021-2実際のところ、ここ北カリフォルニアのCA-1はちょっと寒いんですけどね。私のお気に入りルートは、サーフィンのメッカHalfmoon Bayからリベラル気質で知られるSanta Cruzに至るまでの道です。制限速度はほとんどの区間で55MPH(88km/h)。プラス10MPHを目安に走ると65MPH(104km/h)になり、日本の高速道路と同じスピードで片側一車線、中央分離帯なし、歩行者・自転車あり、交差点ありの道を走ることになります。日本では出来ない経験です。

今回借りているコルベット・コンバーチブルは、いわゆるスタンダードモデルで、エンジンもサスペンションも最も下のグレードになりますが、こういうドライブに使うには、Z06やZR1などのハイエンド・モデルよりもよほど快適で、最適と思われます。121021-3
今、私が日本で乗っているZ06は、私がアメリカ在住時に乗っていたものなので、あのクルマでもまさしくこの道を何度も走っていたのですが、足は固いしエンジはうるさいしで、こんなに快適ではありませんでした。
このコンバーチブルは1.6t弱の車重に430馬力のエンジンなので、スタンダードモデルとは言っても、超一級のパワー・ウェイトレシオなわけで、どんな場面でも動力性能にまったく不満はありません。そして、ちょっと柔らかめの足回りが、カリフォルニアの荒れた道路でも不快な感じを起こさせないのが良いです。とにかく、カリフォルニアの道路は予算不足のため舗装が荒れているので、足回りの固いスポーツカーは性能がどうのこうの言う前に不快なんです。
アメリカで、一番売れているコルベットはGrand Sportというモデルで、これはスタンダードのエンジンと足回りに、Z06のワイドボディを被せたものです。当然、限界パフォーマンスはZ06に比べるとだいぶ落ちますが、ドライブとスタイリングを楽しむには最適のモデルだろうなぁ、とすれ違ったGrand Sportを見て思いました。

コルベットに乗っていて楽しくなるのは、すれ違うコルベット、並んだコルベットと手を振って挨拶することが、一般的に行われている事。いつから始まったのか知りませんが、今でも続いていました。それが今回のタイトルのStill Wavin’。

ところで、2013年モデルのオーダーの受付は今週で最後です。すなわち、C6の最終オーダーということです。C6が欲しいという人は、急いでください。
普通のクルマは、モデルチェンジ前には販売台数が落ち込むものですが、コルベットはモデルチェンジ前でも販売台数が落ち込まないばかりか、過去の例では増加したこともあります。コルベットを愛する人がいかに多いか、ということを物語っている一つの例として、よく紹介されています。