Z4 車高落とし & ビート整備

先月、納車前にオークションで落札したLowering用のバネを組み込みます。

これがZ4 sDrive35iのノーマルのバネ。
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ストラットを外すのは、とても大変でした。固くて、なかなか抜けないのですよ。
で、散々苦労して、外れた状態。
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外したストラットにLowering用のバネを組み込んだところ。H&Rというメーカの製品です。アメリカの会社ですが、工場はドイツにあるようです。
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Loweringバネを組んだストラットを取り付けたところ。取り付ける方は、そんに苦労しませんでした。もちろん、後ろも交換していますが、写真を撮りわすれました。
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これがノーマルの車高。
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Loweringスプリングに交換した車高。ちょうどいい感じです。
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下の写真のように、地面からホイール・アーチの頂点までの距離を計測して、ノーマルとH&Rスプリングの車高の違いを比較すると。
左前 68.7→64.3cm
右前 67.4→63.6cm
左後 68.3→64.0cm
右後 68.2→64.7cm
大体4cm前後下がりました。メーカでは3cm程度を仕様としていますが、全グレード共通品なので、車重の重い35iは、より下がるのだと思います。メーカ発表の仕様値よりも下がっていますが、見た目に下がりすぎということはありません。
左右で数値が若干異なっていますが、このくらいは許容範囲。Z4には車高調整がないので、これはそのままです。
ちなみに、多くの人が誤解していますが、車調整付きの場合、本来合わせるのは車高ではなくてタイヤの荷重です。コーナーウェイト・ゲージという計測器を使って、タイヤの荷重が左右で均等になるように車高を調整するのが正式です。まあ、見た目が目的の場合は、そこまでやらないのが普通ですけどね。
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車高が落ちたので、キャンバーやトーインを調整しなければなりませんが、試走した感じては特に問題なかったので、そのままにします。ネガティブ・キャンバーが強くなっているはずなので、タイヤ内側が多少減るかもしれません。
乗り心地は、ほとんど変わらず。普通に走っている分には、ほとんど違いに気が付かない程度です。この手のスプリングは性能向上アイテムではなく、オシャレアイテムなので、乗り心地が悪化しないことは重要です。

実は、Z4をいじっている横で、うちのレーシングチームのビートの足回りも同時に整備していました。なので、今日の作業は一人ではなくて、チーム員2名のお手伝いがありました。彼らの手伝いがなければ、何度も心が折れていたでしょう。
写真に写っているビートの車高調は、クァンタム製です。なにしろ、このビートはレーシングカーですからね。車両はノーマルを中古車で購入しましたが、車両本体価格よりも高価な足回りを入れています。
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それにしても、足回りの2台同時進行は疲れました。今日は身体があちこち痛いです。