550 Spyder クランクケース交換 14 仮組み 2回目

3月になってしまいました。
このペースだと、今月中に終わらない可能性が・・・

昨日失敗した、カムベアリングのギャップ測定のために、もう一度仮組みをしますが、その前にカムの軸方向の遊びを測定。
0.33mm。ここの規定値が、手持ち資料になくて不明なのですが、アメリカのフォーラムではアルミケースの場合は0.0015inch(0.38mm)にしろ、と書いている人がいるので、それに従うならば、これでOK。
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クランクケースを叩かないで組み合わせたので、カムのベアリングギャップもきちんと測れました。76μmより広いですね。100μmは行っているか。
ここの限度値は120μmなので、多分OKですが。ちょっと広めだから、一応、新品を買うことにします。
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実は、この仮組みの時にトラブル発生。
クランクケースのスタッドホルトが一本舐めました。嫌な感触が来たときには、てっきりケース側のタップが舐めたのだと思って、青ざめましたが、幸いにしてナット側。
ちゃんとトルクレンチを使っていたんだけどなぁ。もともとネジ山が崩れていたのかも。
ネットを検索しても、このボルトって売っていないみたいで、見つかりません。汎用のスタッドボルトを購入して、切るしかないか。
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#2メインベアリングの油穴の位置ずれは修正することにしました。プロだったら効果がないってことでやらないかもしれませんが、せっかく自分で組んでいるエンジンなので。
まず、ベアリングから穴の位置を写し取ります。穴の中に見える白いのは、布切れです。切り粉が入らないように突っ込んであります。
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ドレメルでガリガリ削ります。
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これでピッタリ。こんな事をやっているから、進みが遅いんですよね。
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肉眼で目視チェックしたときは気になりませんでしたが、写真にとってみると、このベアリングは結構やられているなぁ。まあ、今回はいい事にしよう。