ダムサンデーSport

とっても久しぶりのダムサンデーSport。
550 Spyderが、この仕様になってからは初です。
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昨日、キャブレターの同調を取ったエンジンは絶好調。1年前にこのクルマを受け取ったときには、1速で発進するときにガクガクしてとても乗りにくく、でもそういう特性なのだろうと思って、それに合わせた運転をしていました。
その後、エンジンはオーバホールしましたが、クランクケース以外は同じパーツを使っているので、エンジンの基本特性は変わっていないはずなのですが、調整をちゃんとやると、ここまで変わるものなのだな、と再認識しました。点火時期を電子制御化したのが一番効いていると思います。

草木湖へ向かう途中、エンジンオーバーホール後の走行距離が1000kmを超えました。これだけ走れば、初期不良のトラブルは出し切ったと思って良いでしょう。最初の頃のグランド・ナットが緩んだ件と、オイルポンプの寸法トラブルによる油圧ゼロを除けば、特にトラブルなしです。
グランド・ナットは規定トルクで締めていたのですが、考えてみれば規定トルクというのはノーマルの40hp前後のパワーを前提にしているわけで、ノーマルから4倍弱のパワーを出している現仕様に対して、ノーマルと同じ規定トルクで良いはずはなく。この辺は、空冷VWエンジンに対する経験値の不足ということです。

草木湖の往復で思ったのは、次は足回りをやらなければ、ということなのですが、これにはフレームの補強が大前提なわけで、簡単ではないので、じっくり時間をかけて計画を練ることにします。

 

550Spyderは、まさしく1/1プラモデルという感覚で仕上げていて、次は何をしようかと考えるのはとても楽しいです。
で、今日、お隣になったオートバイが、またそういう感覚満載のオートバイでした。
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私の好みにストライクです。このオートバイにはときめいてしました。私だったら、このカタチでペダルはシートよりも後ろに持って行きます。

いわゆるChopper。日本でチョッパーと言うと、肩よりも高いハンドル(Ape Hangerといいます)に改造したハーレーを想像する人が多いと思いますが、あれはChopperの一形態にすぎません。本来的には、アメリカン・タイプの改造したオートバイ、特に走行性能よりも見た目のカッコ良さを追求したオートバイのことをChopperと言います。
そして、多分このオートバイはフレームから作っていると思います。フル・スクラッチ・ビルドと言いうやつです。
細部の部品も、あちこち、削り出しです。
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自分でデザインを考えて、図面を起こして。私の場合、製作は依頼するしかありませんが。
私の550Spyderで、私の設計した部品はシフターベースとオイルクーラーの取り付け金具くらいしかありませんが、その作業は楽しかったです。まあ、コスト重視なのであまり凝った加工はできないのですが。
このオートバイをじっくり眺めていると、創作意欲が沸いてきます。