シン・ゴジラ 観ました

全然観る予定にしていなかったのですが、とある政府関係者が、対策本部や会議のあり方が、多少の映画的演出はあるものの、かなり実際に近いと発言していたのを見て、興味がわきました。
そして、今日は1000円で観られる日だったこともあって、観に行ってきました。

怪獣映画は、小学生に上がる前、ゴジラとかガメラとかを見た記憶が微かにあるだけで、全然興味がありません。だから、ゴジラをちゃんと観たのは、これが初めてだと思います。
面白かったです。今年観た映画のなかで一番面白かった。昨日までは、「ガールズ&パンツァー」が一番でしたが、今日から一番は「シン・ゴジラ」です。

何が良いかというと、事象が淡々と進行していくところ。
ハリウッド映画だと、国家や人類存亡の危機であっても、子供を守るために親が死んだり、家族のきずなが深まったり、ヒーローが同僚や家族、恋人の死で落ち込んで危機を招いたり、それを乗り越えたりとか、そういう個人的な事情の描写に無駄に時間をかけます。私はどうにもそれが好きではありませんでした。人類存亡の危機がかかっている作戦行動中に、母親が死んだ程度のことで動揺して攻撃失敗とか、いい歳した大人がバカなんじゃないの?と思ってました。

「シン・ゴジラ」にはそういう描写はありません。登場人物の家庭の事情などは一切出てきません。そして、突出したヒーローというのもいません。総理大臣からお茶出しのおばちゃんまで、皆が自分の仕事を必死で進めた結果が結末に繋がります。
まるで、ドキュメンタリー映画のようです。ハリウッドのパニック映画では家族愛、親子愛で感動させようとしますが、「シン・ゴジラ」の感動のポイントは全員の真摯な姿勢です。
この映画は全世界で公開されるそうですが、この価値観が全世界で共通のものかはわかりません。アメリカあたりでは、愛や家族の描写が一切ないところがマイナスポイントにるかもしれません。でも日本人ならわかると思います。
人は、組織は、国は、有事の際にどう行動すべきか。日本人が理想とすべき姿が、この映画に描かれていると思いました。

最後に。
監督がエヴァンケリオンの庵野秀明なので、「シン・ゴジラ」にはエヴァンゲリオンのエッセンスが色濃く出ています。「汎用人型決戦兵器のない世界での、ヤシマ作戦」だと思いました。
エヴァの続編もお願いしますよ。