Phase 3は適用されるのか?

この記事(https://bestcarweb.jp/feature/column/334465)によれば、2022年の10月から騒音規制が
Phase 3になり以降に新車販売するクルマは、この規制に従わなければならないらしい。そして、その規制に対応できなくてニッサンGTRなどスポーツモデルのクルマが販売終了になる可能性が示唆されている。
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2022年と言えば今年だ。私が予約しているLC500の2023年モデルは今年の10月から販売開始である。LC500が販売終了にならないことは確認済みだが、確かに先日、ディーラーで見せられた2023年モデルのイヤーチェンジ内容には、各種基準への適合対応という文言が記載されていたのを覚えている。
LC500の大きな魅力の一つは排気音。これで、純正なの? 車検通るの? と思う音量なのだ。調べてみると、どうやら特定の回転数以上ではバルブを切り替えて消音機に流さず直管にしているらしい。はたしてそれは合法なのだろうかと思わなくもないが、天下のトヨタ様がやることだ。法律的には問題ないのだろう。試乗した時に高速道路で試してみたが、スロットルペダルを深く踏みこんで回転を上げた時の音は素晴らしい。私のコルベットの427エンジンに匹敵する素晴らしさだ。(ちなみに、コルベットも直管であるが、年式ゆえに合法だ。)
もし、Phase 3が適用されたら、この素晴らしい音もなくなってしまうかもしれず、そうなればLC500の魅力は半減する。フワっとした優しい音色のLC500に1500万円を出す価値があるのだろうかと考えると、その価値はないと思える。もし、このwebの記事に書かれている通り、今年の10月からPhase 3が適用されてしまうと、私は損した気持ちになる。こんなことならC8を買っておけば良かったと思うのは間違いない。
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さて、長くなったがここまでが前置きで、ここから本題に入る。Phase 3は、本当に今年から適用されるのか。なにしろソースはwebサイトの記事である。信頼性は低い。
そこで、自分で調査してみることにした。現代は便利なもので、大抵の公式情報はネットでも閲覧できるのである。見つけたのは環境省のサイトで「自動車単体騒音専門委員会(第21回)」の議事録。
https://www.env.go.jp/council/07air-noise/21_2.html
私は国の専門委員会の会議というものに出席したことはないのだが、議論らしい議論はなく、資料を読み合わせ、資料を称賛して終わるものらしい。おそらく、公式会議の前に意見を戦わせてあって、ここでは結論を確認して公式記録に残すためのものだと思われるが。ぜひとも、そうであってほしい。
それはともかく、重要なのはここ。
「特段ご意見がないようでございますので、この四輪車の走行騒音規制の見直しにつきましては、事務局案のとおりに検討を進めるということでよろしゅうございましょうか。
(異議なし)」

そして、この事務局案とは何かというと、資料21-2 「四輪車走行騒音規制の見直しについて」chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.env.go.jp/council/07air-noise/%E3%80%9021-2%E3%80%91.pdf である。
この内容を見ていくと、まずはこれ。
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適用開始は2024年7月とある。(乗用車はカテゴリーM1)
ここには適用時期を見直すことを前提としているので、見直されたのかどうか、読み進めていくと、結論としてこう記載されている。
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ここまで長々と書いてきたが、要するにPhase 3の適用は2024年であり、今年(2022年)の10月に適用されるということはないのだ。この議事録は今年の2月のものであるから、この後、急遽くつがえって適用時期を早めるという事は考えられない。

というわけで、私の2023年モデルのLC500は安泰。うるさいクルマが欲しい人は、2024年までに買えばヨシ、ということである。

こんな事は、今の若者であれば、
「環境省のサイトに2024年の適用と書いてあった。」
と一行で書くのであろうが、せっかく時間をかけて調べたので、ちゃんと書いておくことにしたのだ。
歳をとると、話が長くて困るよね。ごめんなさい。