VantageとVanquishの試乗

担当セールスからVantage Roadsterの試乗に誘われたので、Aston Martin東京に来ました。ちょうど先日帰国したばかりで、日程が合ってよかったです。

Aston Martin東京は、青山一丁目の交差点にありますが、路面店ではないので、初めての時は敷居が高いとかいう以前に場所がわかりません。このように階段を上がった奥にあります。
クルマで来た時も、入り口はビルの駐車場と共用なので、本当にここで合っているのか不安になります。私も初めての時は迷いました。
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ショウルームにはVantageのクーベが2台並べてありました。
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この緑色。いいなぁ。ホイールがゴールドなのもカッコいい。緑に金というのも良い組み合わせですね。
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奥にあったシルバー。私はモノトーン(白とか黒とかの色彩がない色)は、あまり好きではないのですが、このシルバーはボディの凹凸が綺麗な陰影になるので、気に入りました。
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他にはDB12のVolanteが数台。これは、白い内装がカッコいい。Volanteで白は、なかなか勇気が要ります。ホコリや直射日光で黄ばみそう。
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しかし、今日の本当の目的はこれ。
Vantage Roadster。日本には、まだこれ一台しかないそうです。塗装はマットです。
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試乗させてもらいました。ちょっと天候が悪かったので、トップは開けてません。私はオープンには興味ないので問題なし。今日も、できればクーペを試乗したいと思っていたくらいです。
ちなみに写真は助手席の妻が撮影。
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第一印象は、排気音が静か。Sport+モードにしても、アイドリングでは静かなままです。騒音規制が厳しくなって、新型は少し静かになっているのだそうです。あと、アクセルOffであまり「パンパン」しなくなりました。そもそも、最近のターボ車はなんで「パンパン」音が出るのかわかりませんが。でも、「パンパン」と鳴る方が気分は上がります。現在ではガソリン車は気分が大事なので、もう音を出す方向でいいんじゃないかと。
私のと違って8速ATです。意外と高い回転数をキープして走るんですね。7速MTだと、すぐにシフトアップの指示が出て、ゆっくり走っていても7速を指示されるのです。ATの方が下のギアを使っているように思います。
新型Vantageは、正式にはマイナーチェンジだそうですが、なるほど、インフォテインメントや計器盤の表示が変わったのが大きい点ですが、それ以外に大きな違いはなし。それとエンジンのモードとサスペンションのモードを別々に設定することができなくなったみたいですが、Sport+モードやTruckモードでも乗り心地は、あまり悪化しませんでした。

Vantage Roadsterの試乗を終えた後、駐車場にあるVanquishを見て「カッコいい」を連発していたら、これも試乗させてもらえると言われたので、ご厚意に甘えることにしました。
まさか、Vanquishを試乗できるとは。
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VanquishはV型12気筒、835hp、1000Nm。最高速度は340km/h。Aston Martinの市販車トップモデルです。価格は公表されていませんが、大体4500万円くらいらしい。選ぶオプションによって大幅に違うそうです。自動車保険の他車運転特約の上限が心配になりましたが、それを超える金額は、このクルマの車両保険で補償されるそうです。
ちなみに2シーターです。Vantageよりも全長が長いので、座席の後ろのハンドバッグ置き場が、わりと大きめ。

試乗の様子は動画にまとめました。
比較する対象がないので、なんとも感想が難しいのですが、乗ってしまうと意外と普通というか。V8とは明らかに違うエンジンの感触なのと、835hp、最高速340km/hのクルマでも緊張することなく青山通りを走れるんだなと思いました。グロスで430hpのC3コルベットの方がよっぽと難しいです。