ちょっと気になるクルマ

ミツオカ ヒミコ
ミツオカというメーカにあまり興味がなく、ビュートやガリューという名前や、街中でたまに見かける昔のジャガーやロールスロイスを想像させるようなデザインのクルマがミツオカ製だということしか知りませんでした。
だから、ヒミコというクルマを知ったのは、つい先日。たまたまネットのニュースサイトで写真をみたのが初めてでした。
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そして、
「おっ、カッコいい」
と思いました。
どっかでこんなクルマを見たな、と思って昔の写真を探してみると、2005年にサンフランシスコのRod Custom & Motor Cycle Showで見たホットロッドを見つけました。
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これを見た当時、とてもこのクルマが気に入ったことを、Blogにも書いていました。
San Francisco Rod Custom & Motorcycle Show

きっと私は、こういうデザインのクルマが好きなのです。

ミツオカ ヒミコには、色々と注文は付けたいところはあります。でもなんとか出来そうにも思います。
例えば、Aピラーが太すぎるところ。これは黒で塗装すれば目立たなくなるでしょう。リアのホイールアーチのフレアの張り出しがもっと欲しい。これもFRPでオーバーフェンダーを作れば、なんとかできます。ルーフが高いのも、あと20cmmくらいチョップド・トップにすれば良いでしょう。オープンカーなので、チョップド・トップにしても、車体剛性に問題はないと思います。構造変更申請も難しくないでしょう。それで、FRPで上の写真のホットロッドに似せたハードトップを作って被せる。フロントバンパーは外した方が良いですね。
なんて考えると、楽しくなってきました。

トランクに出っ張りがあって、これはたぶん、昔のクルマがトランクの上にキャリアを付けて革製の旅行トランクを載せていたことをイメージしたのだと思いますが、これは無い方が良いなぁ。
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と思っていたら、今年の2月にモデルチェンジする前は、この出っ張りがなくて。なんだ旧型の方がカッコいい。
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たまたま、この写真の旧型はハードトップを被っていますが、このハードトップは、前述したようにサンフランシスコのホットロッドのデザインに変更したい。リアバンパーも無くして、ナンパープレート周りのゴチャゴチャもスムーズにしたい。ミラーも替えないとね。

むむー、なんかこれはボディをいじるのが楽しそうだなぁ。

ただ、とってもガッカリな点がありまして。それは内装。
結局、ベース車のマツダ・ロードスターのままなのですね。
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ホイールベースを伸ばすという、モノコック・ボディの根幹に手を入れる大胆なことまでやっているのに、内装には、なぜ手を付けなかったのでしょう。
オーナーが一番目にするのは内装。これじゃあ、ロードスターを運転しているのと変わらない。
内装は、外装よりも改造の難易度が高いんですよね。成型しなくちゃならないし、材質の選定も難しいし。せめて、メーターナセルを取っ払って、昔のアメリカ車やホットロッドによく使われているこういう柄のついた化粧パネルで、メーター部分だけでも作り直すか。
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こういうアングルだと、幌も悪くないかな。チョップド・トップは必須だし、トランクの出っ張りは邪魔だけど。
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このクルマ。新車もそんなに高いわけではないけれど、あまりにも趣味に走り過ぎているので、中古車はきっと安いに違いない。そう思って、中古車検索してみましたが、出てきませんでした。生産台数が少なすぎるのに加えて、買った人は気に入って手放さないのかも。

ところで、
「ミツオカ ヒミコ」
連続して書くと、人の名前みたいです。
「光岡 日美子さん」(さすがに卑弥呼という漢字は使わないと思うので、それっぽい漢字をあててみました)
みたいな感じ。本来、ミツオカもヒミコも人の名前なので、当然か。