10本

タイトルは、今年買ったタイヤの本数。
昨年は1本も買いませんでしたが、一昨年の2012年にもやっぱり10本買っているんですよね。2年で10本は、ちょっと多すぎな気もします。

NITTO INVO 4本
Corvette Z06 F:255/40-18 R:345/30-19
長年履いたGoodyear Eagle F1 Supercarからの変更。10th Anniversary Projectの目玉でした。リアタイヤは人生最大幅。このサイズを入れるために、リアクォーターパネルまで交換しました。いや、逆か? クォーターパネルをフレアにしたから、このタイヤを入れたのか。
NITTOは日本のトーヨータイヤの北米ブランドで、日本よりもむしろアメリカでの評価が高いです。アメリカでは、コルベットでサーキット走行する人の多くがNITTOのNTシリーズを履いています。DOT対応のドラッグレース用タイヤも発売しているのも人気の理由。
今回私が購入したINVOはトレッドパターンが特徴的なのと、スポーツカーのネガティブ・キャンバー対応として、内側のコンパウンドが減りにくいものになっているというのが気に入りました。ショルダーが角ばっていないのも私の好みです。
サイズは、日本の車検対応としてフロントを10mm細くして、リアは前述したようにクォーターパネルのフレアに対応させて50mm太くしました。リアタイヤが大幅に太くなったことで直進性が悪化することを覚悟していたのですが、意外にも交換前よりも直進性が格段に良くなっています。これまで、何度アライメントを調整しても轍に敏感で、路面によっては運転に苦労したのですが、このタイヤに交換したら普通のクルマのように運転できるようになりました。直進性ってタイヤでこんなに変わるのだということを知りました。
このタイヤは日本製なのですが、日本で買うよりもアメリカで買ったほうが、送料を含めても断然安いです。これもまた、戦略的価格設定がされているのだと思いますが、日本の自動車マニアはメーカーに舐められているとしか思えません。131228-01

 

HIFLY Win-turi 212 2本
レグナム 205/55-16
通勤に使っている足車のレグナムはスタッドレスタイヤを1年中履きっぱなしにしているのですが、そのうちの2本が冬を前にして冬用タイヤとしての寿命が終わっていたので、NANKANG SN-1から交換。NANKANGは、磨耗して真円度が悪くなっていたようで、ゴウンゴウンともの凄い音を出していたのですが、これに換えて静かになりました。ゴムはNANKANGよりちょっと硬め。スノータイヤとしての性能はもしかしたら落ちるかもしれませんが、操縦性はこちらの方が良いです。
足車にはお金をかけたくないので、とにかく安さで選びました。趣味用のクルマを別に持っていて、足車はどうでも良いと割り切れるなら、こういう格安タイヤは「アリ」だと思います。
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MOMO OUTRUN M3 4本
Z4 225/45-17
妻のお買い物車であるZ4のタイヤ。2年半前に純正装着のPOTENZAからNANKANGのNS-2に換えたのですが、タイヤノイズが耐えられないほど大きくなったので、溝がだいぶ残ったまま交換しました。
NANKANG NS-2は、交換直後は良かったのですが徐々にノイズが大きくなってきて交換直前では内装がビビリ音を発するくらいの振動になっていました。レグナムのSN-1もそうでしたが、NANKANGのタイヤは磨耗したときの真円度悪化が大きいのだと思います。
今度のタイヤはMOMO。物珍しさと安かったので選んでみました。サイドウォールのデザインもカッコ良かったし、NANKANGよりも安いです。当然、中国製ですが、今時は中国製でない工業製品の方が珍しいですし、ピレリだって中国製ですから、中国製=粗悪品というイメージは過去のものと言って良いかと思います。ただし、日欧米の会社が品質管理をしている場合に限ります。その点で、このタイヤは一応MOMOの名前を冠しているので、純然たる中国製よりは厳しい品質管理が成されていることを期待できます。MOMOはアフターマーケットではブランドですし、ブランドバリューを高く保つには品質管理が重要なことはイタリアの企業ならよく知っているはず。
新品なので当然ですが、交換後は静かで滑らかに走ってくれます。NANKANGの一件で思い知りましたが、タイヤの価値は新品時ではなく、使い込んで年月が経ったときにどうか、という点での評価が重要です。そういう点でメディアのタイヤテストはほとんどの場合新品タイヤでテストしてるいので、あまり参考にならないものだと思います。このタイヤは、年月が経つとどうなのか。評価は2年後に。
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たった2年で、再び10本のタイヤを購入している理由の半分は、格安タイヤを使っているからです。ただし、この交換サイクルでもブランドタイヤの購入よりは安く上がっており、「安物買いの銭失い」にはなりません。交換の手間はかかりますが。