550 Spyder オイル漏れ修理 その5 完了

補機を搭載して、オイルを入れて、エンジンを始動。
なぜか最初の始動に手間取りました。
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当然ながら、オイル漏れなし。なぜ、クランクシャフトシールが裂けたのか、原因不明のため一抹の不安はありますが、とりあえずこれで様子見です。
オイルプレシャー・リリーフバルブのスプリングは、もともと付いていた標準品(と思われるもの)に戻してありますが、冷間時の始動直後、2000rpmくらいで油圧が10barを超えます。油圧を計っているのはオイルクーラーの前なので、オイルクーラーとその往復2.6mのホースでかなり圧力降下して、エンジンに入るときには圧力が下がっていると思いますが、またオイルシールが裂けてしまわないか心配です。
それでも油温が上がると2000rpmで5~6barくらいになって、すこぶる正常値なのですが。このエンジンのオイルシステムは、オイル粘度に敏感すぎます。

アイドリングでオイル漏れの気配がないので、とりあえず試走。
オイルが温まるまでは、あまり油圧が上がらないように、回転を1500rpmくらいに抑えて走ります。5分も走れば、10barまで上がる事はなくなります。

そして試走中にトラブル発生。
突如として盛大にバックファイヤをパンパンとしたかと思ったら、エンジンストール。クラッチを切って惰性で路肩の広いところまで進んで、そこでクルマから降りました。このクルマで、路上で止まったのは初めてです。
バックファィヤがあったので、点火系であることは予想できました。先日インストールしたコンピュータ点火制御のBlackBoxが壊れたのかと思いましたが、リアカウルを開けてみたら、デスビキャップが外れていました。ちゃんと付けたつもりだったのですが、固定フックのかけ方が甘かったのかもしれません。そういえば、最初の始動に手間取ったのは、これのせいなのかも。
幸いなことに、デスビキャップが外れたときにローターや電極を破壊することもなく無傷だったので、そのままデスビキャップをはめて、しっかりとフックをかけて、エンジン始動。あっさりかかりました。
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そのまま試走を続けて、帰宅後に下に潜ってオイル漏れがないことを再確認。
相変わらずヘッドカバーからわずかに漏れていますが、これは問題ないので無視。オイル漏れ修理完了です。
全作業時間は、正味7時間くらいでした。
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