550 Spyder 配電盤の製作 2

今日も冬休みの工作の続き。

車両側の配線を引きなおしました。
これまでは、配線を直接分岐させていたので、乱雑になっていましたが、配電盤で分岐するので、常時+12、イグニッションの+12、GNDそれとタコメータの配線だけになって、スッキリ。私の嫌いなギボシも撲滅。
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ちなみに、以前はこれ。

 

配電盤の設置場所は、コックピットの中。リアのバルクヘッドにします。
いままでの場所だと、夏場はMSDの筐体が触れないほど熱くなっていたので涼しい場所に引っ越しさせます。今回の作業は、配線を整理したいというのが理由ですが、、MSDをエンジンルームの外に出したいというのも、目的の一つでした。
一般的に電子機器の寿命や信頼性は温度に関係があります。温度が高いほど寿命は短くなるし、誤動作します。自動車用の電子機器は高温対応の素子を使っているので、エンジンルーム内に設置しても大丈夫ですが、このクルマは自動車メーカが熱害対策を施した設計をしているわけではないので、できるだけ電子機器は涼しいころとに設置しておくべき。

というわけで、リアバルクヘッドの位置に配線を出しました。地味だし苦しい姿勢で作業しなくてはならなくて、車両側配線の作業が一番面倒なんですよね。
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そして、今日のハイライトは、アクリル板の曲げ加工に初挑戦。
普通は、専用の棒状ヒータを使って曲げ加工するようで、ホームセンターのアクリル板の売り場でも売っているのですが、ただの電熱線とパイプなのに6,000円以上もします。ヒータを自作することも出来ますが、使う頻度を考えると、作ることが面倒だし時間もかかります。
そこで、ヒートガンで曲げてみることにしました。

棒状のヒータだと、曲げ個所を線状に加熱できるので、綺麗に曲がるのだと思いますが、ヒートガンだと空気で加熱するので、曲げるところだけを正確に温めることができず、意図していない個所が曲がる可能性がありそうです。
そこで、こんな感じで曲がって欲しくない部分を木っ端で挟んで固定します。
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なるべく木っ端で挟んだ口の部分を狙ってヒートガンを当てながら、別の木っ端で均等になるように力を加えていると・・・
おっ、曲がった!
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大体、目論見通りに曲げることができました。案外綺麗に曲がるものですね。
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そして、このアクリル板を配電盤に取り付けてみます。
おおっ、カッコいい。
私ってば、センスいい? と自画自賛。
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昨日、Black BoxとMSDのロゴの向きが一致していなかったのは、MSDのロゴのシールをはがして180°回して貼ることで解決しました。もともとはがれかかっていて、試してみたらはがれたので。ちょっとカドが浮いているのは、接着剤で貼っておきます。

これで明日は、車両に取り付けて試運転→完成の計画。