[Project C3] フロントサスペンション交換 その2

作業している時間の30%は、工具を探している時間ではないかと思う今日この頃。
工具の整理が悪いとかそういう事ではありません。ツールチェストの中からは、必要な工具を一発で見つけられます。問題はそのあと。
ほんの30秒前に使った工具。すぐ手元に置いたはずなのに、見当たらない。
あれ? 今使ったのになぁ。と思いながら、右を見たり左を見たり、後ろをみたりして、ポロっと置いたウェスの下から出てきたり、とか。
多分、床で作業しているからだと思います。決して、ボケたのではない(と思う)。昔からだし。
リフトで作業するときは、工具はワゴンの上に置きますが、床で作業していると、どうしてもあちこちに散らばしてしまいます。だから、工具が見つからないのだということにしておきます。
そういう点でも、自宅ガレージにリフトが欲しい。
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ここから本題。車高の話。
女子高生が前髪の長さを1mm単位で気にするように、私は車高には1cm単位で気にします。いや、5mm単位かも。
車高は、レーシングカーなんかでは、それぞれのタイヤにかかる荷重のバランスで決めるのですが、公道走行のクルマで一番重要なのは、やっぱり見た目。そこに拘るなら、車高調整できることは必然です。

というわけで、車高調整を取り付けた図。
ここだけいきなり現代風のパーツで違和感ありまくりですが、普通には見えないところなので、問題なし。見た目がオリジナルを保っていれば、パーツは現代のものでもヨシとします。ただし、外したパーツは必ず元に戻せることが大前提です。
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これは、Shark Biteのキット。この会社のサスペンションキットは、GMがNASCARチャンピオンのジミー・ジョンソンのオーダーで制作したC3のリプロダクションカーに使われていることで有名です。ただし、ショックやバネを自社で作っているのではなく、専門メーカのものを買ってきて、それを組み合わせるパーツを追加してキット化してる形態。OEM元を明かさず自社のロゴマークを貼り付けて自社生産に見せかけているショップブランドより、よほどこちらの方が信頼できます。
車高は標準から+/-2インチの調整幅。
ショックアブソーバは、アメリカの新興ブランドのViking Performance製の伸び/縮みの減衰力を独立して設定できるモデル。バネはLANDRUM製でバネ定数は450lbs/in.。Soft Rideという設定のタイプですが、バネがノーマルのバネ定数の284lbs/in.より大幅に固いので、乗り心地の悪化を心配していました。しかし、ミーティングの往復では、むしろ乗り心地がよくなっていたことに驚きました。ショックアブソーバのせいなのでしょうか。ちなみに減衰力調整は、18段階の設定のなかで縮み側1、伸び側4に設定しました。これは説明書にある推奨設定の中で、街乗り仕様の一番柔らかい設定。

サスペンションのバラシついでに、ボールジョイントも交換。昔ながらのグリスアップが必要なタイプ(左)から、現代の無給油タイプ(右)に変更。できるだけ、メンテフリーの方がいいです。
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今朝、適当に車高を調整したのがこれ。時間がなかったので、これでタワーミーティングに行きました。ノーマルから3cmほど下がっています。これでもカッコいいんですが、ちょっと下がり過ぎな感じで、あと0.5~1cmくらい上げようかなと思っています。
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ノーマル車高のリアを基準にして、それに合わせる感じで。いや、もしかしたらリアを0.5cmくらい下げるのもアリかも。
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車高は、見た目の中で重要な要素だと思うんですよね。
いろいろと理屈をつけ足すのが好きな人は、最適車高はコーナーウェイトが、とかアームの角度が云々など言いますが、私はやっぱり見た目だと思います。
そして、見た目の問題となれば、それはもう好みですから10人いれば10人の最適車高があると思います。
「前髪3mm切り過ぎた~。カッコ悪くて恥ずかしい~。」
と思うのは本人だけで、周りの人にとっては大して違いはないものですが、車高も同じで1cm高い/低いで悩むのも、オーナーだけでしょう。
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