ふと思い立って、VOLVOのボンネットを開けてみました。展示車を含めて、いままで一度もエンジンルームを見ていない事に気が付いたので。
私はエンジンのカバーは不要だと思います。だって、ボンネットフードがエンジンを隠す役目をしていて、ボンネットフードを開けるのは何らかの理由でエンジンを見たいからなわけですが、それをカバーで隠すのは何か矛盾を感じます。
このクラスの価格帯のクルマにしては、カバーは少なめなのは好印象。
でも、ハイブリッドカーについてちゃんと勉強したことがないので、見ても役割がわからない機器がいっぱい。
「俺はインジェクションはわからねぇ。」
と得意げに言う人が、20年くらい前までいっぱいいて、何をバカなことを、と思ったものですが、今はその気持ちがわかります。
ケーブルの太さから推測すると、モータ制御の機器だと思いますが、何をしているものかわかりません。今までのガソリン車にはないデバイス。
高圧のホースが繋がっているからエアコンのコンプレッサーなのだろうか。電動で走るのだから、コンプレッサーも電動じゃないと冷やせないか。
このエンジンはターボチャージャー+スーパーチャージャーですが、これはスーパーチャージャーか?排気が来ていないから、ターボじゃないと思うんだよね。モーターっぽいのが付いているから、スーパーチャージャーも電動なのか。
日本車のカタログだと、目新しいメカニズムを誇らしげに解説していますが、VOLVOのカタログは、メカに関してはほとんど記述がないのです。アピールポイントはそこではない、ということなのでしょうが。
その他、クルマを眺めていて気が付いたこと。
シャッター付きのフロントグリル。エンジンを使わずに走る時間も多いので、エンジンルーム内の冷え過ぎを防ぐためなのか。
ヨーロッパのクルマなのに、プラグイン・ハイブリッドのモデルにはフォグランプが装備されないのは、フォグランプの場所にエアコンのコンデンサーが設置されているためだと思われ。フロントグリルにシャッターが付いたために、この場所に設置されたのでしょう。
アウディでは小物入れ?みたいになっている排気管の開口ですが、VOLVOはちゃんとここに排気管があります。でも、先日のマイナーチェンジで出てきたリチャージというマイルドハイブリッドでは、この開口がなくなっているとセールスマンが言ってました。
今まで全然興味がなかったVOLVOのメカですが、色々な工夫が見られて案外と面白い。