純水器

Caymanは、毎日妻が通勤や買い物に使っています。当然、汚れます。
当初、洗車はガソリンスタンドでお願いするつもりでいたのですが、最近は機械洗車も手洗い洗車も混んでいて待ち時間がもったいない。高いコーティングのおかげで、水洗いだけできれいになります。そこで、普段は自宅で軽く水洗いして、月に1回程度、プロに洗車を任せることにしました。
水道水で洗うと拭き残しに水染みができてしまうのですが、純水洗浄であれば水染みができないという記事を最近よく見かけるので、そういうところで紹介されている純水器を買ってみました。
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純水器と言っても、イオン交換樹脂を通して塩基を取り除く構造の簡単なもので、これでできる水を「純水」と呼んで良いのかは疑問です。しかし、一般的にはこれも純水と呼んでいるようです。拭き残しの白い染みはほとんどが水道水に含まれるミネラルだそうなので、呼び名はともかく、効果があるのは納得できます。

最初の使用前の準備として、イオン交換樹脂をタンクに入れなければなりません。この作業、なめていましたが一番大変でした。イオン交換樹脂はサラサラではなく、少し水を含んだ砂浜の砂くらいの感じです。袋からタンクにサラサラと流れてくれるわけではありません。
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作業途中でいろいろと工夫しながら、最終的にはこんな感じの道具を作ったりしながら、なんとか入れました。
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かなりこぼします。汚しても良い場所で作業しましょう。
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私が購入した製品にはTDS(Total Dissolved Solids)メータが付属していたので、効果を確認してみます。
水道水そのまま: 158ppm
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純水器を通すと: 0ppm
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ちなみに、TDSメータは電気伝導度を測って、それに係数をかけているものなので、純水であるかどうかを測っているものではありません。一部のネットの記事ではこの部分に誤解のある記載があるので注意が必要です。この値がゼロになるのは、電解質が含まれていないということだけで、不純物がない、というわけではありません。ただ、イオン交換樹脂の効果は、無機イオンを取り除くことなので、ゼロになるというのは無機イオン、すなわち水道水においては塩素やカルシウム)が取り除かれている効果が発揮できていることになります。
イオン交換樹脂は寿命があるので、時々TDSメータでチェックして効果を確認します。劣化したイオン交換樹脂は専門の処理工場で再生が可能ですが、家庭で使う程度の量であれば、買い替えてしまった方が簡単です。あと、本来ならこのタンクの手前に活性炭フィルターを入れて残留塩素を除去してあげれば寿命は延びるはずですが、そこまでセットされた洗車用純水器はありませんでした。

実は、一時期に医療機器の開発に携わっていて、そのときに水道水について調べたことがあるのです。水に関する商売は、「水商売」などと揶揄されることがあるくらい、インチキ商法が横行しているので、業者の言葉を鵜呑みにせずきちんと知識を持って判断することが重要です。高校程度の物理/化学の知識があれば見抜ける嘘に簡単にひっかかる人のいかに多いことか。学校の勉強はちゃんと役に立つのです。

話が逸れましたが、そしてさっそくこれで洗車してみました。本当に水染みができないかどうかを実験するつもりはないので、効果は不明ですが、理屈から考えて効果あるでしょう。その辺は、ネットでたくさん上がっている洗車マニアの人たちの検証に任せます。
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買って気が付いた問題点ですが。この純水器は総重量が20Kg近くになります。水道の圧力がかかるので、タンクはかなり丈夫なファイバー強化樹脂でできています。それだけでもかなりの重量ですが、そこに8Kgのイオン交換樹脂が入り、さらに水も入るからです。
もともと、妻が自分で洗車をしたいと言い出したことで購入したのですが、女性が持ち運ぶには少し重すぎます。