ガンダム Seed Freedom

(ネタバレなしのつもりで書きましたが、一切の事前情報なしで映画に突撃したい人は読まないでください)

やっと観に行けた「ガンダム Seed Freedom」
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素晴らしい。素晴らしすぎる。
ネットには「20年待ったかいがあった」という表現をよく見かけていましたが、私も本当にそう思いました。
劇場版を見に行くにあたり、SeedとSeed Destinyの計98話を全部もう一度見ました。見ておいて正解でした。Seed Freedomは前作の最終回から2年後の世界を描いているので、前作から引き継がれている設定や小ネタがたくさん仕込んであります。劇場版を観る前に、前作をできればダイジェストではなく全話見て復習しておくと、より一層楽しめます。まさにファンのための映画です。
キラ、アスラン、ラクスが出てくるのは当然として、ルナマリア・ホークは相変わらず「お笑い担当」だし、イザークもディアッカもあの調子。メイリン・ホークは髪型が変わっているので、最初はわかりませんでしたが、ちゃんと出ています。ミリアリアがチラッとしか出てこないのはちょっと残念でした。その他、名前はいちいち挙げませんが、Seed Destinyで活躍していた人は、皆出てきます。気になる男女の関係性は、描かれているものもあれば、ないものもあります。個人的にはメイリン・ホークやミリアリアの関係性の扱いは不満です。メイリン・ホークは作戦的には大活躍しますが。

ちょっと余談になりますが(20年も前に放送されたので、今更ネタバレではないと思って書きます)、Seedで物議を呼んだフレイ・アルスターはSeedの終盤で死んでしまうのですが、脚本的にはたしてあそこで死なせてしまう必要があったのだろうか。生きていたら、Seed DestinyやSeed Freedomでストーリー展開の幅が広がったのではないかと思います。余談終わり。

一部、前作から変更になっている声優さんがいたり、同じ声優さんなのに声に違和感を感じるのは、まあ20年も経っているので仕方ないでしょう。アニメの良い点として、何十年経ってもキャラが歳をとらない事です。スターウォーズは悲惨でしたからね。

アニメーション技術も20年の進歩を十分に感じさせるもので、戦闘シーンの迫力や戦艦の質感は桁違いに上がっていました。街の上空を飛ぶアーク・エンジェルは、その巨大さがはっきりと実感できました。
そして戦闘シーンは、自分が歳をとって目が衰えたのか、動きが速すぎて機体を捉えることができず、誰がだれを攻撃しているのか混乱することもしばしば。やはりナチュラルではコーディネータの戦闘についていくことはできません。

シリアスな戦闘シーンばかりのSeed Freedomですが、その中で、ルナマリア・ホークと新キャラのアグネス・ギーベンラートのバトルは、セリフの掛け合いが楽しいです。
アグネス・ギーベンラートは、人気出そうですね。

Youtubeに本編冒頭の7分間の戦闘シーンが公式から公開されています。何度見てもカッコいいです。