衣類乾燥機の修理

衣類乾燥機の調子が悪くなりました。
乾燥が終わっているのに、自動で停止せず何時間も動き続きます。うちは深夜電力が安い契約なので、寝る前に洗濯して乾燥機に入れておいて、夜間に乾燥機を動かしています。しかし、自動で止まらず、朝まで動き続けていました。
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ネットで調べると、同じ症例は見つからなかったものの、修理を呼んで4万円くらいかかったという事例が多く見られました。新品の衣類乾燥機は5万円前後で販売されています。修理に4万円かかるなら、買い換えてしまう事を検討します。
しかし、その前に。
乾燥が終了しても自動で止まらない以外の機能はすべて正常です。ということは、制御基板は正常の可能性が高い。メカ系も問題ない。おそらくセンサーが不良なのではないかと考えました。乾燥機の一般的な構造を調べると、排気部分に付いている湿度センサによって乾燥終了を検知していることがわかりました。湿度センサは2,720円でAmazonで売っていました。であれば、まずは湿度センサを交換して、それで直らなかったら買い替えることにします。

この種のセンサ類は劣化交換を前提に簡単にアクセスできる場所にあると思いきや、意外にもかなり分解する事になりました。前扉を開けてフィルタを取り外すと、すぐそこに見えているにもかかわらず…
裏蓋を外して、ドラムを取り出します。実際には、ドラムを残したままセンサを交換したのですが、戻す時には結局ドラムを一度取り出さなければ、上手くはまってくれません。
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湿度センサは、排気流を作り出すフィンの近くに付いています。
写真の面は衣類が入るドラム側に向いていて、中央の穴に湿った空気が入りフィンによって排気される仕組みです。
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手に持っているのが新品のセンサ。目視では、特に破損などは見られませんでした。
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交換後は、正常に自動停止するようになりました。やはりセンサ不良でした。
センサ代が、送料込みで3,000円。作業時間が約2時間。構造を探りながらの分解だったので、このくらいの時間がかかりましたが、指示書や分解図があれば多分1時間くらいで交換できると思います。加えて、乾燥機の裏蓋にアクセスできるように、いろいろな物を移動する時間。実は、これが結構面倒なのです。
これで、買い替えずに済みました。アメリカに住んでいた時、この種の白物家電は説明書の最後に分解図と部品表が載っていて、部品を取り寄せて自分で修理できるようになっていました。日本でもそうして欲しいと思うのですが、「餅は餅屋」という言葉があるように文化の違いなのだろうな、と思います。