香港 九龍 K11

3回目の香港。今回は、HONORのタブレットを買いに行きます。
中国製のタブレットをなぜ、わざわざ香港で買うのかと言うと、中国本土で売っているAndroidはGoogle Mobile Service(GMS)が使えないからです。同じメーカの同じ製品でも中国で売っているものと、香港で売っているものは違います。

過去2回、香港へは歩いて入境していましたが、今回は高速鉄道で入境します。この方が香港の中心部に早く着けます。ただし、高速鉄道は全席指定なので、事前にチケットを購入しておく必要があります。

深セン北駅。ここから高速鉄道に乗ります。高速鉄道とは、日本で言うところの新幹線です。
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高速鉄道の駅です。とても巨大です。鉄道の駅というよりも、空港に近いイメージです。
高速鉄道は日本が世界一だと思っている人は、考えを改めた方が良いです。中国の高速鉄道は総延長4万キロ。最高時速350km/hです。距離においても速度においても、とっくに日本は抜かれています。そして現在、営業速度400km/hの新型が準備中です。
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鉄道を降りたところで、中国の出国と香港への入境審査があります。
外国人が中国大陸から香港に渡るには、パスポートが必要です。香港は中国の一部のはずですが、パスポートには「出国」のスタンプが押されます。ちなみに、香港へ入るのは入国ではなく入境と言います。中国人の場合は事前に通行証を取得する必要があります。
この辺の事情は中国人に聞いても、わかりません。中国人の気質として、国が決めた事ならどうしてそうしているのかに興味を持たずに、ただ従うだけという感じです。

実は、帰りの入国審査に時間がかかって、帰りの高速鉄道に乗り遅れチケットが無駄になりました。同行した中国人は通行証で簡単に通れるので、私の入国審査の時間を予定に入れるのを忘れていたのです。入国審査は、普通に日本から来た時に空港で受けるのと同じです。

九龍地区にあるK11というショッピングモールの中です。「買い物ができる美術館」というコンセプトで作られていて、内外装が現代アートになっています。それにふさわしい、高級ブランドショップがテナントに入っています。こういう凝った造りのショッピングモールは日本でもアメリカでも見た事はありません。
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ショッピングモールの上層階は高級ホテルと高級アパートメントになっています。値段は調べませんが、多分、相当高いと思われます。何しろ、目の前がかの有名なビトクリア・ハーバーですから。
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そのビクトリア・ハーバーです。
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この日は暑かったので、涼を求めて、この景色に面したカフェに入ったのですが、3人でソーダとピザを頼んだだけで、日本円で1万円ちかくしました。そして、この価格にもかかわらず、多くのお客でにぎわっていたので、ここでも改めて日本の没落を感じたのでした。
Japan as No.1と言われていたのは、もう30年も前のことでしたね。

ちなみに、香港には消費税がありません。そして、所得税の最高税率は17%です。素晴らしい。
今、日本の政治家は盛んに消費税の廃止か低減を主張していますが、私は消費税はそのままでいいから所得税を下げて欲しいです。それと、多く録り過ぎた税金を還付するとか言っている人もいますが、還付というからには、たくさん税金払った人には、たくさん還付するのが筋だろうと思うのですが、誰もそれを言ってくれる人はいません。