気が向いたときに突然紹介する中国車シリーズ。これまで、日本に展開することが報道される前のBYD。その後、HiPhi ZやAion Hyper GTなどの、中国の独自色が強く出ているクルマや、革新的なバッテリー技術を持ったNIOを紹介しました。
今回は、私が中国で世話になっている通訳が所有しているZEEKR 007です。ZEEKRは、今年日本に進出することが報道されていますが、この007は販売予定にありません。
中央に巨大なディスプレイ。物理スイッチはステアリングホイールとコラムに付いているもの以外にはなく、ほとんどの操作をタッチパネルで行います。最近の中国車は大体どれもこんな感じです。スマホで操作している感じですね。実際、スマホでも操作可能ですが。
内装の質感はとても高いです。手触りも良し。建付けも良し。中国は建物の内装は雑なのに、クルマの内装は丁寧です。
一部報道によるとZEEKRには日本人技術者が多数在籍しているとのこと。中国では、経験を積んだ技術職の待遇が良いですからね。
中国ではテスラも多数走っていますが、BYDやZEEKRの最新型と比較すると、テスラの古臭さは否めません。最近、テスラの売り上げが急激に落ち込んでいるそうですが、少なくとも中国において、テスラを積極的に買う理由は見つからず、販売不振の報道も肌感覚として納得できます。
YouTubeにあがっていた、一般の人がショウルームで撮影したと思われる紹介動画を貼っておきます。中国車はすでにクルマの基本的な性能(走る、曲がる、止まる)に関しては、どのクルマも一定以上の水準にあるので、消費者の興味はいかにいかにハイテクギミックが搭載されているか、に移っていると思われ、そういう視点で見ると日本車は完敗です。