20年以上も通勤時に愛用したRay Banの偏光サングラス。ついに廃棄の時が来ました。写真を良く見るとわかると思いますが、コーティングも剥がれてきていてボロボロです。でも、廃棄処分にする理由はそれではありません。今度の通勤用のボルボのヘッドアップディスプレイが見えにくいのです。
偏光レンズはガラスの反射を低減する特性があるので、ドライブ用として勧められていました。しかし、ヘッドアップ・ディスプレイは、まさにそのガラスの反射像を利用したものなので、偏光レンズとは相性が悪い。
それに加えて、液晶画面も偏光を利用しているので、偏光方向によっては見えなくなってしまいます。ドライブ用に偏光サングラスを使っている人は、試しにカーナビ画面を見ながら首を傾けてみてください。画面が暗くなってしまうでしょう?
そういうわけで、現代の自働車ではドライブ用として偏光レンズは勧められません。
趣味車用としては、C5コルベットに乗り始めた2003年にヘッドアップ・ディスプレイが付いていたので、偏光サングラスを使わなくなっていましたが、足車には付いていなかったので、ずっと使い付けていました。しかしとうとう足車にもヘッドアップ・ディスプレイが付いたので、いよいよお役御免になりました。
いつ、どこで買ったのか覚えていません。でも1990年代であることは確か。通勤用のクルマは何台も変わったけど、これだけはずっと使い続けていました。趣味車に乗る時のサングラスはノーブランドの適当な奴で、大抵数年で壊れて買い替えていたけれど、これは趣味車よりも過酷な条件で使われたのに、ずいぶんと長持ちしました。