ドライビング・グローブ

サーキットなどを走るときは別として、あなたはクルマを運転するときにグローブをする派/しない派?

実は私は「したい派」なのです。「する派」とはっきり言わないのは、グローブをしていると「イキっている」とか「イタイ奴」とか思われるのが嫌で、いつも必ずしているわけではないからです。

なぜグローブをするかというと、私は運転中にものすごく手のひらに汗をかくのです。多汗症と言ってもいいくらいかもしれません。普段はそんなに汗をかかないのですが。たぶん、無意識でも緊張しているのでしょう。
そして、その汗はどこに行くかというと、ステアリングホイールの革が吸収しているわけです。安物のプラスチックのステアリングホイールなら、別に気にならないのですが、よりにもよって高いクルマや大事にしているクルマほど、ステアリングホイールは革が巻かれているわけで。ステアリングホイールに汗を吸わせたくないので、グローブをするのです。
さらに、最近のオシャレ内装のクルマは、ステアリングホイールが黒ではないのです。私のLCはオレンジ。クルマを運転する前には、できるだけ手を洗っているのですが、どんなに気を付けていても手垢がついてしまうことは予想できます。それを防ぐためにもグローブは必須。決して、中二病とかカッコつけているとかいうことではないのは、世間に理解していただきたい。
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グローブは消耗品なので、運転免許を取得してから数えきれないグローブを使いました。1000円くらいで売っているやつから、数万円のものまで。まあ大体において安物は使い勝手がわるくて、寿命が来る前に廃棄することが多いです。一方、少々高くても気に入ったものに出会ったりすることがありますが、寿命が来る頃に同じのを買おうと思っても、もう見つからないのが普通です。

これは、ここ数年使っているお気に入りのグローブ。写真は購入当時のものなので綺麗ですが、今はもう変形しているしボロボロです。
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グローブ好きの人にはよく知られているCACAZANという専門ショップの製品です。たまたま、あるイベントで見つけて、アウトレット販売しているのを購入しました。ホームページを見るとわかりますが、かなりこだわって作られているもので、そういうものはやはり使い勝手が良いです。CACAZANは小規模であっても専門ショップとしてブランドを確立しているので、リピートが可能で、かつオーダーメイドできます。
これはとても気に入っているのですが、すでにかなり傷んでいます。それに、LCのステアリングホールはオレンジなので、手のひらが黒いグローブは汗による色移りも心配で、今は使っていません。そこで、LC用にオーダメイドをすることにしました。

オーダーメイドは対面販売が原則ということなのですが、先日行ったExciting Porscheに出店していて、そこでオーダーも受け付けてくれるということだったので、行ってきました。
小さなテント販売でしたが、多くのお客さんで賑わっていました。
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オーダーしたグローブのデザイン図。手の甲側はシープのスエード革でLCのボディカラーに合わせてグリーン。マチは鹿革のオレンジ。手のひら側はキャラメル。色味や手触りは革見本を見て決めています。スケッチのカラーはペン色の都合で、実際の色とはかなり違います。
それと、薬指と小指は全指に。親指、人差し指、中指は半指にしてもらいました。そして親指は短め。
私の指は短いので、指の長さも合わせてもらいます。
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これは、サイズ合わせのためにスキャナーで手形をとっているの図。
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オーダーメイドの費用も含めて、手袋としてはかなり高価なものになりました。でも、きっと満足度はそれを上回ってくれると思います。
仕上がりには2か月程度かかるそうなので、来年2月くらいに出来上がるでしょう。楽しみです。