2005年2月12日

Smart Spair

C5コルベットは、カーゴルームを稼ぐためと軽量化のためにスペアタイヤを積んでいません。そのため、スタンダードモデルは、 ランフラットタイヤを装着し、圧力モニターを装備しています。

しかし、Z06モデルはバネ下重量の軽量化のために、Z06専用の軽量タイヤ(Goodyear SUPERCAR)を開発し、 装備しています。これはランフラットタイヤではありません。スペアタイヤもなく、ランフラットタイヤも装着していない。 パンクしたときに困ります。広大なアメリカでは100mile以上にわたってガソリンスタンドが無いところは珍しくありません。おまけに、 そういう場所は携帯電話だって通じないのです。
そこでGMがとった方法は、パンク修理剤と空気入れをZ06に装備すること。これなら専用タイヤを使ってバネ下重量を軽くし、 なおかつスペアタイヤを積むよりも1/10くらいの重量と体積で済みます。

私のZ06は中古で買ったのですが、標準装備されているはずのこのキットが付いていませんでした。その時は、 あとでパーツとしてGMに注文すればいいや、と思っていたのですが。実際に注文しようとしたら、これが異常に高い。約$500です。 12Vの電動コンプレッサーと、パンク修理の薬剤が、コルベットロゴのケースに入っているだけのものなのに。たぶん、 前オーナーはこの事を知っていて、ebayなどで別個に売って小銭を稼いだのではないかと思います。

ところが、そのGM純正のキットは$500なのですが、中身はその辺のカーショップで売っている、通称「スライム」 と呼ばれるパンク修理剤と同じものらしいです。それが写真のもの。$21.99でした。キャリングケースにコルベット・ ロゴが入っていないのは残念ですが、大きさもぴったり同じで純正キットが入る場所に収まります。
これからは、一応これを積んでおくことにします。アメリカでは意外にパンクする事が多いのです。基本的に、電話で助けが呼べる場所でしたら、 来てもらうつもりですが、どうしても助けが呼べそうにない場所だったら、仕方なく使うことになるでしょう。

コルベットロゴの入った純正キットは、ebayをウォッチして、いつか入手するつもりです。

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