2010年3月21日

タイミングベルト点検 スピダー

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スピダーのタイミングベルトは、5年または80,000Kmでの交換が指示されています。私のスピダーの走行距離はまだ20,000Kmですが、98年式なので12年間交換されていなかったことになります。去年、新品のタイミングベルトは購入済みですが、まだ交換していません。
そのうち交換しようと思っていますが、念のため点検してみることにしました。この点検で傷みが見つかったら、そのまま交換作業に入るつもりでした。

 

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タイミングベルトカバーは3分割になっていて、そのうち真ん中のカバーは単独で外すことができます。
外してタイミングベルトを観察。クランクプリーナットにレンチをかけてベルトを一周させてみましたが、亀裂もささくれもなく、オイルで汚れた形跡もなく綺麗でした。これなら、まだ交換する必要ありません。

ただちょっと張りが緩い感じです。このエンジンには、なんとオートテンショナーが付いていません。したがって、張り具合は調整してやらなければなりません。調整するためには、トップカバーを外して、アイドルプーリーの固定ボルトを緩める必要があります。そこでトップカバーを外そうとして、エンジンサポートアームなどを外したところで気がつきました。このトップカバーはTORXで固定されています。どうもT40のようです。私はT30とT45は持っているのですが、T40は持っていませんでした。残念ながら、まずは工具を買い足さなければなりませんので、仕方なくこのまま元に戻します。日本車やアメリカ車ではTORXの使われている箇所は限られていますが、ヨーロッパ車はTORXが多用されているので、何かやるたびにTORXの工具を買い足す状況です。

 

もう一つ、実は張り調整ができない問題があって。
それは張りの調整値は専用工具での読み値で規定されているということです。mot.1273という専用工具が指定されています。これ、2~3千円のものなら買ってしまおうと思ったのですが・・・

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調べてみたら、こういうものだと分かりました。意外と複雑な構造で、2~3万円はしてしまいそうです。そう何度も使う工具ではないので、ちょっとこの金額だと買う気にはなりません。何かで代用できればいいのですが、マニュアルの規定値はこの工具の指示値で表されているので、代用品というわけにはいかず。ebayで気長に出品があるのを待つかなぁ、と思ってます。

張りが緩いというのは、私の今までの経験に基づくものであって、規定値に対して本当に緩いのかどうかは、この工具を使わないとわからないわけで。工具が入手できるまでは、張り調整も、交換も先送りするしかありません。

それにしても、オートテンショナーくらい装備しておいて欲しいものです。オートテンショナーが無いのはコストダウンのためなのでしょうかねぇ。

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