2010年5月 2日

5月のダムサンデー

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ダムサンデーで台数が多いのは、1月と5月と8月です。本日の台数は150台以上ということで、かなり集まりました。私は今月もスピダーで参加。朝はちょっと寒いくらいでしたが、帰りの時刻のお昼ごろは暑いくらいになりました。
ところで、ダムサンデーに向かう途中で、速度計表示がおかしくなりました。速度と距離に意味不明の数字というか文字を表示するようになってしまいました。8セグメントで数値表示をしていますが、表示してはいけないセグメントを表示しているという感じです。帰りは直っていましたが、電子回路のエラーっぽいです。LCDのコントローラはECU上ではなく、LCD基板の方に載っていると思われます。エンジンのほうにはまったく影響がありませんでした。繰り返し発生するようならば、外してハンダのクラックやコンデンサのパンクを調べてみようと思っています。LCD基板はルノー・トィンゴの流用品だそうなので、入手性は悪くなさそうなのが幸いです。最悪、修理できず入手もできなかったら、PICで作ってみることもできるでしょう。機械部品と違って、電気部品には絶対的な寿命があるので、現代車は昔のクルマほどオリシナルを長持ちさせることは難しいです。

 

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本日は、青スピダーが初参加。私のBlogを見ていただいているということでした。ありがとうございます。なかなか他の個体と比べる機会が少ないのですが、今日は色々と比較できて情報が得られました。
青はカッコいいですね。好きな色なので、青が欲しかったのですが、スピダーは中古で色を選べるほどの絶対数がありません。

 

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本日、もっとも注目を集めたのは、Ford GT40 Mk2。本物ということで、帰宅後にヒストリーを調べてみたのですが、いまいちよく判りませんでした。この手のクルマはシリアルナンバーでヒストリーが判るのですが、GT40のシリアルナンバーってどこに付いているのか、知りません。
レーシングカーなので、当然、ナンバーは付いておらず、トラックで運び込まれてきました。
ダムサンデーは、様々なレア車やコレクター車が現れますが、まさかこんなものまで、ここで見られるとは思いませんでした。

 

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GT40のエンジン。キャブレターはホーリーが2基なので、Mk4のように思われますが、ボディスタイルはMk2です。この点はオーナーも謎だと言ってました。レーシングカーなので、オリジナルに拘らずどこかで改造されたりとかしているのかもしれません。

アメリカンV8の特徴であるデュアル・プレーンのクランクシャフトは片バンクで不等間隔爆発なので、片バンクだけで等長集合させることに意味はなく、このように左右のバンクをまたいで集合させるのが特徴です。

 

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ダムサンデーに来た個体は、以前はアメリカにあったということでした。私は2003年のモンタレー・ヒストリックカー・レースで、フィーチャード・マーキーがフォード・レーシングだったときに、たくさんのGT40を見たので、もしかしたらその中に、この#6があるかもしれないと思い、そのときに撮った写真を見返したのですが、残念ながら#6のゼッケンをつけたものは見つかりませんでした。これは、その時の一枚です。このように有名なヒストリーをもつ個体が柵の中に囲われていましたが、この他にも会場内にはたくさんのGT40がありました。

 

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ちなみに、これは1966年のデイトナ24時間で優勝したシャシー#P1015です。
ヒストリーを持ったクルマを所有するというのは、自分が年齢を重ねてくるにしたがって憧れるようになりました。若いころは、性能一番だったんですけど。
シャシーナンバーから、所有しているクルマがどういう過去を持っているか、というのを調べるのはきっと楽しいでしょう。実はコルベットも、少しですがそういうことが出来ます。すべてのコルベットは、シャシーナンバー(アメリカではVINと言います)から、そのクルマが、過去に受けた整備歴などを知ることができます。もちろん、GMの正規ディーラーで受けたものだけですが。これはNCMに請求すると、調べてくれます。
言うまでもないことですが、有名なヒストリーを持ったコルベットに関しては、GT40よりもマニアの数は多く、細部にわたり研究されつくしています。

 

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ダムサンデーに戻ります。ついついGT40ばかりに目が行ってしまいますが、他にもこんなNSXがいました。

 

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外観だけでなく、エンジンも独立スロットルになっていたりして、手が入ってます。

 

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おめでたい色の組み合わせのディノ2台。

 

 

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こちらも、おめでたい色の組み合わせのフェラーリとランボルギーニ。ランボルギーニの方は、スパイダー・ボディです。

 

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冒頭にも書きましたが、スピダーを黄青で並べてみたりもしました。

 

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知り合いのマセラティですが、私はマセラティと言うと、このテールを思い浮かべます。

 

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とにかく今日は、内容盛りだくさんのダムサンデーでした。

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