2011年1月 3日

[レグナム]バッテリー交換

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足車レグナムはまったく手をかけていませんが、動かなくなると一番困ります。朝のセルモータの回り方がだいぶ重くなってきたので、正月休み中にバッテリーを交換しました。
この写真は、交換後。

 

 

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左が今まで使っていたもので40B19L。右が新品で55B24L。
40B19Lは流通量が一番多いのでコストパフォーマンスが最も高いサイズです。しかしネットで探すと40B19Lの1000円高程度で売っているところがあったので、今回は55B24Lにしました。
ちなみに、いままで使っていたのは再生パッテリーです。4年半、ノートラブルでした。今回も再生バッテリーを検討していましたが、価格差がほとんどなかったので、新品を選択。
ATLASというのは、最近ネット販売でよく売れている韓国製バッテリーです。たとえば、ACDelcoのような有名ブランドの再生バッテリーとほとんど同じ価格です。ネットで購入した人のBlogでは、信頼性を心配している声があります。
日本では韓国製品の普及率が低いですが、アメリカではかなり普及しています。たとえば、TVで一番売れているのはSAMSUNGだし、コンパクトクラスのレンタカーは、ほとんどHyndaiやKIA。アメリカの走り屋の間ではKUMHOが大人気です。今まで日本製品が占めていた市場は、今では韓国製品のものとなっています。韓国製品の信頼性を心配するのは、もはや日本人だけと言ってもいいでしょう。本当に心配すべきことは、韓国製品の信頼性よりも日本製品の競争力です。日本国内市場だけを見ているとわかりませんが、全世界的にはすでに日本製品は負けています。

ところで、取り外したバッテリーの処分ですが、これは資源なので産廃業者が買い取ってくれます。お店などに持っていくと、無料で引き取ってくれればいいほうで、中には処分費用を請求するところもあるので気をつけましょう。ただ、都市部に住んでいると産廃業者が近くにないかもしれず、難しいかもしれません。
今回外したバッテリーは、電圧的にはまだ十分あるので、しばらくは保管して時々充電しながら利用しようと思います。自動車バッテリーはノイズのない完全な直流が得られるので、一つ持っていると何かと便利です。

 

 

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バッテリー交換のときの裏技。
最近のクルマは、色々な事を記憶しています。昔はラジオとかエアコンの設定だけでしたが、今はエンジン制御の自己学習の結果とか、運転者が意識していないことも記憶しているので、バッテリーを外すと予想外のトラブルに遭遇することがあります。それを避けるために、バッテリーを外した後も、コンピュータのメモリを維持できる程度の電流を供給しておきます。
荒業としてエンジンをかけたままバッテリーを交換する手法がありますが、かなり危険です。そこで、006P電池を使います。最近はあまり見なくなりましたが、006Pは9Vの乾電池です。9Vあれば、クルマのコンピュータのメモリは維持されます。006P電池は、容量が小さく内部抵抗も大きいので、万が一ショートさせてしまってもそれほど大きな電流が流れてしまうわけでもなく、危険は小さいです。この006P電池をつないでおいて、バッテリーを外せば、メモリが消去されることもなく、バッテリー交換に伴う様々な面倒を回避できます。
ただし、電流が小さいとはいえ電子機器には大きすぎる電流なので、ショートには十分な注意が必要です。危険が小さいとは、けがをしないという意味で、クルマが壊れないという意味ではありません。ちなみに、自動車用パッテリーのショートは大電流が流れるので、かなり危険です。最悪、車両火災になります。

 

 

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もう一つ、便利な道具を紹介しておきます。ターミナル・ブラシ。
バッテリーのターミナルを磨くための工具です。バッテリー側は普通のワイヤーブラシでも磨けますが、車体側はよほど小さいワイヤーブラシでないと磨けません。この道具は、バッテリー側も車体側も簡単に磨ける優れものです。500円くらいで売っています。ただ、滅多に使わないので、いざ使うときにこれを探し出すのが大変だったりします。今回の交換作業でも、一番時間がかかったのが、これを探し出すことでした。ツールチェストの中ではなく、部品の保管箱に入れてあったので、見つけるのが大変でした。

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