2011年9月22日

American Le Mans Laguna Seca その5

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インフィールドでは各自動車メーカがブースを出しています。もちろん、シボレーも出しています。

 

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これはZR1のフレームです。こういうものも展示してあるので、メーカのブースは見逃せません。普通、フレームはなかなか見ることができません。
コルベットは軽量であることに心血を注いでいるので、今では少数派になったフレームを持ったクルマです。全ての応力はこのフレームが受けており、外装はFRPまたはCFRPスキンで構成されています。
ZR1とZ06のフレームは、アルミ合金製のハイドロフォームという手法で製作されており、自動車の製造技術としては高度なものを採用しています。

 

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コルベットのスタンダードモデルは、屋根を取り外してタルガトップにできますが、ZR1とZ06は剛性確保のために屋根が外せません。その外せない屋根のフレームは、マグネシウム合金製です。外装はCFRPを採用しています。軽量化と低重心化がコルベットのボディデザインの最大の命題となっています。

 

 

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Z06やZR1のエンジンに採用されているチタン合金製のコンロッドやバルブの重さがアルミコンロッドやスチール製バルブと比較できる展示です。実際に手で持って重さの違いを確かめられます。

 

 

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こういった展示をしているテントは、トレーラーがベースになっています。そしてトレーラーには、こんな外装が施されています。きっとCorvette Racongのチームと共に、全米を回っているのでしょう。

 

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C6.Rも展示されていますが、たぶんこれは展示用のレプリカ。でも、このボディパネルはカッコいいなぁ。前後フェンダーとか市販すればいいのに。

 

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C6.Rに搭載されているレーシングエンジンも展示されています。LS5.5Rと言うのですね。ベースはLS系エンジンです。このエンジンも市販されていると聞いています。点火コイルが小さい。
C5-R時代にも、搭載していたレーシングエンジンは市販もしていて、プロ/アマを問わず多くのコルベットレーサーに搭載されたそうです。

 

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2012年モデルのZ06もありました。これが話題のMichelin Pilot Sport Cup Zero Pressure tireですね。日本で言えばSタイヤに相当するものですが、こういうのを普通の市販モデルに装着して販売してしまうところが、Z06の目指している方向を示唆しています。減りは早いんだろうなぁ。

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