2011年10月 8日

三菱コルト

休暇を取って、妻と北海道に行ってきました。飛行機で行って、レンタカーで移動しました。愛車を持ち込むという事もちょっとは考えましたが、北海道に入るまでに時間がかかるのと、単純な移動手段として愛車を使うことに抵抗感があったので、やめました。
そして借りたのが、これ。三菱コルト。
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アメリカ出張の時は借りるクルマにこだわりを持っているのですが、旅行となると自腹を切ることになるので、コスト重視です。しかし、それでもアメリカでチャレンジャーR/Tを借りるのとあまり変わらない価格で、日本のレンタカー料金の高さには驚きます。
ちなみに、日本にはHertzがないので、Frequent Customerの威光もまったく役に立ちません。

駐車場で適当に撮った写真ということからも分かるように、このクルマに対して愛着が生じることもなく、旅行中は終始ただの移動手段の機械でした。
北海道で走るには、ちょっとエンジンが非力過ぎ。それと覚悟はしていましたが、ボディザイズが小さくて長距離は疲れました。山道で鹿を轢きそうになった時に知りましたが、急ブレーキが全然効きません。ABSは動作していたので、あれが限界の制動力かと思うと、かなり不安です。普通に走っているときには、不満はないのですが、制動力の最大値が通常走行時から予想以上に近いです。次に北海道に行くときは、もう少し大きなクルマを借りようと、強く思いました。

以上は、このクルマの価格や対象としている顧客を考えると妥当なところかと思いますが、それとは別に声を大にして言いたい欠点が二つあります。ハッキリ言って、このクルマの設計者はバカなんじゃないのか?と思いました。
その1
せっかくベンチシートで使いやすくなっているのに、シートの中央部分に置いたものが、全部後ろに落っこちてしまいます。ヘンチシートの便利な点は、運転席と助手席の間に、適当に物が置けるという点にあるのですが、それが全部後ろに落っこちしてしまうのは台無し。
その2
ターンシグナルのリレーの音が助手席側からします。違和感ありまくりです。計器盤の中から聞こえるようにすべきです。

こういうクルマは、製造コストの点で制約が多いのは知っています。しかし、台数が出るので設計コストはそれなりにかけられるでしょう。上記2点は、設計とその設計検証が不十分だったことを示唆しています。このクラスは、トヨタ・ビッツ、ニッサン・マーチ、ホンダ・フィットのクラスだと思いますが、これらの3台と比較しても、全然レベルが低いです。一番売れ筋のクラスでこんなクルマを作っている三菱自動車って、設計検証がダメなんじゃないかと思います。

 

以上、辛口でもなんでもなく、素直にそう思ったわけですが、肝心の北海道旅行はどうだったかというと、これはもう素晴らしかったです。
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ちょうど良い広さというか。凝縮された大自然というか。
広い大地とか広大な風景などといったものは、当然アメリカの方が雄大なのですが、アメリカはなにしろ広すぎます。その点、北海道は所詮小さな島なので、移動中も変化に富んだ景色が楽しめて退屈しません。町と町の間隔もそんなに離れていなくて安心です。私も妻も初めて北海道に行ったのですが、コンパクトではあっても十分に広大さを感じられるのが北海道の良さだという感想を持ちました。

北海道の道路の舗装はスムーズできれい。傷んでいる場所も少なく標識や案内も充実しているなど、とても走りやすかったです。
道路整備にはとんでもなくお金がかかっているのではないでしょうか。
冬に雪が積もるのが難点ですが、今から土地を買っておこうかと思いました。そして、温暖化が進み雪が積もらなくなった北海道で老後を過ごすというのも、良い考えかと。

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