2013年3月 2日

10th Anniversary Project

GM Vehicle Inquiry Systemによると、私のZ06の最初の記録は2003年3月11日にPre-delivery inspection(出荷前検査)が行われていて、これが走行距離0マイルのBase-timeに設定されています。というわけで、この日が私のZ06の誕生日ということになります。
したがって、もうじき満10年。月日の経つのは早いものだなぁ、と思います。10年所有したとはいう実感はありませんし、まだまだ所有していたいという気持ちもあります。
C7が発表されて買う気満々ではありますが、それはまだまだ先の話。ちょっと前から考えている「上がりのクルマ」を買うのはもっと先。そう考えると、今のZ06に最低でもあと5年は乗ると思います。
あと5年。このまま乗り続けるのも悪くはないですが、ここら辺で思い切って何かモディファイをしてみるのも、この先に飽きずに所有するのに重要かもしれないと思いはじめました。ちょうど所有10周年という節目の年でもあるし、良い機会かもしれません。
これまで、多くの趣味車を持ってきましたがコルベットに出会うまではメインの趣味車は大抵改造していました。主にエンジンや足回りなどのパフォーマンス系です。しかし、C4コルベットに出会ってから以降、ノーマルのまま乗り続けています。その理由は二つあって、ひとつはクルマの基本性能が高く、吊るしで満足できるパフォーマンスであることと、もうひとつはアメリカの自動車趣味のあり方に接して、スポーツカーの所有の楽しみは決して性能だけではない、という事を考えられるようになったからです。

で、私のZ06になにをしようかと考えたとき、パフォーマンス系はとりあえず手を出さないことにします。サーキットで他の人とタイムを競うような楽しみ方はしなくなりましたし、公道では十分以上のパフォーマンスを持っています。そもそも、スロットルを全開にすることが年に何回あるかというと、ほとんどないのが現実です。したがって、例えばスーパーチャージャーを付けて600馬力にするとかは、宝の持ち腐れになってしまいます。いや、趣味のことなので持ち腐れてしまうのもアリだとは思いますが、お金がかかる割には、満足度が高くないように思うのです。

というわけで、外観の変更を計画してみることにしました。
最初のとっかかりは、クォーターパネルのフレア。日本式に言えばリアフェンダーのワイド化。私がC6Z06において唯一うらやましいと感じるのは、リアのワイドフェンダーです。あのフレアに収まっている極太のタイヤはカッコいい。
そこで、このワイドフェンダーとして、L5 motorsportsのFlared Quartersをピックします。
130302-3
130302-4これとよく比較検討されるデザインにTPE製のT2ワイドボディがあります。こんなの。
130302-5
L5の方はハッキリしたフレア形状で、T2の方は滑らかなカーブを描いています。アメリカのフォーラムを見ていても、この二つは常に意見が2分しています。
私の好みはL5の方。
ちなみに、コルベットはALL FRPボディでフレームを持っているので、ボディパネルは車体構造の一部となっておらず、クォーターパネルは簡単に交換できます。

このクォーターパネルに組み合わせるホイールは、2012年のCentennial editionのZ06に使われていた通称cup wheel。12Jホイールに345幅が入るそうです。リム径は19インチ。
cupwheeel

または2009年のZ06に採用されていた通称Spyder wheel。
Spyder wheelを履いたときのイメージはこんな感じです。クォーターパネルのフレア化はしていませんが。
130302-6

 

そして、さらに。
ここに至るまで、web上でワイドボディにしたC5の画像をたくさん見てきたのですが、それらを見ているうちに、さらにイメージが膨らんできて、せっかくだからタイガーシャークかホワイトシャーク風にしてしまおうかと思いはじめました。
タイガーシャークは、1997年にGMが製作したコルベットのプロトタイプ・コンセプトカーで7Lのスーパーチャージャー付きエンジンから742馬力を出すとされていました。2009年のBarret-Jacksonオークションに出品され、約1億円の値段が付きました。
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その後GMは2002年にホワイトシャークと名づけられたプロトタイプを発表します。こっちは6.6LのNAエンジンから512馬力を出します。
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どちらも基本形状は通常生産のC5と同じ形状だったので、いくつかのアフターマーケットのボディーパーツメーカーがタイガーシャークとホワイトシャークのバンパーフェイシアやフロントフードをコピーして販売しました。誰もが期待したのですが、残念ながらGM自身からの発売はありませんでした。
ホワイトシャークの方はZ06のベース車であるFRCを使って仕上げられているので、Z06をホワイトシャーク風にするのは簡単です。
今でもネットではタイガーシャークやホワイトシャークのボディパーツを販売しているところは見つかるので、これを買ってきて付ければ、かなり雰囲気が変わって新鮮になるのではないかと思います。

というような事を調べたり考えたりしていると、あっという間に時間が経ってしまいます。
次は、具体的にベンダーに価格や送料を問い合わせてみようと思います。

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