2014年7月26日

C7に乗る

高崎のシボレーのディーラーにC7の試乗車があるという情報を仕入れたので、電話でディーラーに確認した後、試乗させてもらいに行ってきました。
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試乗したのは、写真のスタンダードのクーペモデル。トランスミッションはAT。屋内には7MTのZ51バージョンが展示されていました。

まずは屋内でZ51を観察。座らせてもらいました。多くのメディアで伝えられている通り、内装の質感の向上は素晴らしく、ヨーロッパ製の高級スポーツカーと遜色ない仕上がりです。クラッチは、意外にも私のZ06よりも軽かったです。シフトレバーは、若干ですがストロークが短くなっているような気がしましが、これもやはり軽かったです。

次に、写真のクーペモデルに試乗。
スポーツモードの排気音は、これじゃ車検には通らないだろうという音量でした。車検時はツアーモード限定なのでしょうね。アフターマーケットならともかく、型式認定時に、こういうのはアリなのだろうか、と疑問に思いますが、歓迎すべきことではあります。
試乗コースは決められていて、約6km、10分間の一般道路。コーナーリングは楽しめませんが、フル加速は試せました。速度計の表示では速いことは速いんですが、ATのせいか自分の右足と一致せず、体感的に私のZ06より速い感じはしませんでした。路面も良いコースだったので、シャシー剛性の向上も特に体感できるものではありませんでした。

感心したのは、乗ってすぐに感覚が馴染んだこと。アメリカでC6のレンタカーに乗っているときもそうですが、色々と新しいのに運転した感じはC5と同じなんです。C4からC5に乗り換えたときは、全然別のクルマになった印象ですが、C7はC5と繋がっている感がありました。

結局MTモデルに乗ってみないとわからないのですが、今のところC7のスタンダードモデルに買い換えたいという積極的な欲求はなかったです。帰りに、自分のZ06を運転しながら、
「ああ、こっちの方がいいなぁ。」
と思ってしまいました。

C7の最大の魅力は、あの内装でしょう。あれはいい。HUDもかなり見やすくなりました。しかもカラーで表示されるし。
ただし、予想通り日本での販売価格は高いです。試乗したモデルはオプション込みでアメリカだと税別$58,000くらいだと思いますが、日本での価格は税別860万円。Z51の展車はオプション込み$67,000くらいが選択されていると思いますが、日本での価格は1,008万円。税別ですでに1000万円超えになっています。
この値付けからすると、Z06は日本では1400万円くらいになる可能性もあって、全然現実的ではありません。アメリカでは豊富にあるオプションや色もほとんど選べないみたいですし、これはやはりアメリカまで買いに行くしかないかなぁ、というのが本音です。Z06は、まだアメリカでも価格発表がありませんが、大方の予想では$80,000前後。日本で1400万円だったとすると、差額で550万円くらいにはなります。購入にかかる渡航費や予想費などを100万円ほどみても、価格差450万円。それだけの価値が、正規ディーラーから買う価値があるかどうか?というところですね。

日本での価格が1400万円になると、アストンマーチンのV8バンテージが視野に入ってくることになります。性能的にはコルベットZ06の方が断然上ですが、プレステージ性とか所有満足度はアストンマーチンの方に軍配が上がるでしょう。コルベットに1500万円は車格的に高すぎると思いました。

今日の結論としては、C7のクーペモデルは内装がとても良くなっていますが運転してみた感じではATのせいかもしれませんが積極的に欲しいとは思いませんでした。やはりZ06を待たなければ結論は出ませんが、少なくとも日本価格は高すぎるので、購入方法は考えなければならないでしょう。

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