2011年11月 7日

ガンショウ

今回のアメリカ滞在では、近場で開催されるカーショウやエアショウがありませんでしたが、ガンショウ(Gun Show)をやっていたので、行ってきました。
ガンショウというのは、銃器・武器の展示即売会です。銃器売買という言葉は、日本では犯罪臭プンプンですが、アメリカでは法に適合した銃ならもちろん合法です。社会的にいろいろな問題もありますが、銃器は趣味の一つとして認知されています。アメリカでは銃器をスポーツ用品店でも扱っているのがその証拠。

同じ機械ということもあって、自動車趣味の人は、銃器趣味を持っていることも多いです。実は私もそうで、アメリカ在住時には、ガンマニアでもありました。昔からこのBlogをご覧になっている方は、アメリカ在住時代にハンドガンについて記事にしていたのをご記憶かと思います。たとえば、これとかこれですね。今はなくなってしまったサイトにアメリカ生活を紹介する記事を載せていたことがあるのですが、そこにはもっと多くのハンドガン記事を載せていたのでした。

銃器が趣味として面白いところは、部品一個のレベルまで完全に分解して、また組み立てられること。多くの改造パーツが出ていて、自分好みに仕上げられること。そして長い歴史と多くの人によって改良が重ねられ、今の姿があることです。「ガバメント」と言えば、ガンに興味のない人でも名前くらいは聞いたことがあると思いますが、あれはM1911というハンドガンで、1911年にアメリカ軍に制式採用されたことから、その名前があります。ちょうど100年前です。そして、多くの人が改良したり改造して、今でもハンドガンの人気トップの位置にあります。
クルマよりも優れている点としては、全てのパーツが机の上に並べられる大きさなのと、価格がそんなに高くないことです。そしてもちろん、自分好みに改造した銃を撃つこともまた楽しみです。
実は、Gunsmithになりたいと思っていました。Gunsmithとは、お客から銃を預かって、手入れや修理をしたり、注文に合わせて銃のカスタマイズをする仕事です。若くして、銃器趣味に出会っていたら、きっとその道を目指したことでしょう。

私はライフルよりもハンドガンが特に好きでした。ガンクラブの会員になっていて、週に3回はシューティングレンジに通っていました。だいたい、400発/週は撃っていました。
しかし、日本ではハンドカンは完全に違法なものなので、アメリカを去るときにきっぱりとやめて、もちろん全てのガンは売ってしまいました。そして、日本では雑誌も手に取っていません。
ライフルは、がんばれば日本でも所持できるそうですが、アメリカでは$500で売っているライフルが日本では30万円もするそうで、弾も高いしレンジの数は少ないし(そもそもライフル用のレンジがあるのかどうかも知らない)で、敷居が高すぎます。もともとライフルはあまり興味がなかったですし。
というわけで、今はきっぱりとその方面はやめているのですが、せっかくアメリカにいるのですから、久しぶりに行ってみることにしました。


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Daily CityのCow Palaceが会場。ちなみに、道を挟んだ向こう側はSan Francisco市で、銃規制があります。通りを一本挟んだだけで銃を所持できる/できないが分かれているのも、ずいぶんと不公平感があります。

会場内は撮影禁止ではないと思うのですが、誰も写真を撮っていなかったので、撮りませんでした。主催者のサイトから写真を拝借しちゃいますが、こんな感じ。
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子供連れや家族連れで来ている人も多いし、日本の人が想像するのとは雰囲気が全く異なると思います。
売っているのはハンドガンやライフルだけではなく、部品や用品、それからナイフ、刀剣類もあります。どちらかと言えば新品よりは掘り出し物やアンティークを探しに来る人が多いです。雰囲気は、まさに骨董市でしょうか。第一次、第二次大戦中の物や、朝鮮戦争、ベトナム戦争で使われた品も多く、その手のマニアにはたまらないかと思います。また、ナイフ類は格安で、様々なデザインのものが、日本では想像できないくらいの安さです。模造の日本刀もたくさんみかけますし、本物と思われるような日本刀も少数ですがあります。また、「剣と魔法の物語」に出てきそうな凝ったデザインのナイフやソードもあって、見ていて楽しいです。

そんなところで、あちこちの店を冷かしていると、私の名前を呼ぶ声が聞こえました。なんと昔の知り合いにばったり。
「日本に帰ってからもシューティングは続けているの?」
「いや、日本は銃規制があって、普通の人は持てないんだよ。」
「それは残念だねぇ」
なんていう会話をしました。意外とアメリカ人は、銃が規制されている国があるということを知りません。

そして、こんなところで私は何を買ったかと言うと。
悩みました。
ナイフ類は面白いけど、アメリカと日本の法律がよくわからないし、飾っておくくらいしか使い道がありません。銃本体は当然ダメだとしても(今の滞在ステータスではもちろん買えないけど)、部品はどこまでOKなのかもわかりません。アメリカで登録されるのはフレームだけで、それ以外の部品は交換OKです。じゃあ、フレーム以外なら日本に持ち込めるかというと、バレルなんかはきっとダメだろうけど、グリップだったらいいのかもしれません。その辺、とってもグレーです。
そもそも部品を買ったとしても、銃本体がなければ何にもなりませんし、問題ないだろうと勝手に判断して、税関でひっかかり、この後の人生を棒に振るのも嫌です。
というわけで、日本に持ち帰っても絶対に大丈夫なものを買いました。

 

レンジバッグ
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銃器、弾薬、用品など一式を入れてシューティングレンジに持っていくためのバッグです。これ、銃器を運ぶのが目的なのでクッションが付いているし丈夫だし、なによりマチが広いので使い勝手がいいのです。日本の自宅には現役時代に使っていたレンジバッグが今でもありますが、複数の銃器を持ち込むため大型のものを使っていたので、それ以外の用途にはちょっと使い勝手が悪い。手ごろな大きさのものがあれば、飛行機移動のときの手荷物用バッグとしてラップトップPCをそのまま入れられて便利だと思っていました。これはハンドガンを2丁程度入れておける大きさのものです。

 

ガンマット
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本来は銃器の手入れをするときに、机や銃器が傷つかないように敷くためのものですが、自宅の作業机の工作用マットとして使おうと思います。銃の分解図と部品表が載っているのがカッコいいと思いました。
私のお気に入りだったSIGのP-226は売り切れてしまったそうなので、AR-15のものを買いました。AR-15はアサルトライフルとして有名なM16の民間向けバージョンです。あまり趣味な銃ではないですが、有名どころなので。

 

まあ、この趣味ばかりは日本ではどうしようもないです。アメリカを出るときにきっぱりと辞めたので、ここでは見るだけです。

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