2013年1月26日

CAR Magazine #417

美容院の帰り、本当に何年ぶりかで日本の本屋に立ち寄りました。必要な本はAmazonで買うし、小説などは電子書籍じゃないと買わないし、雑誌などには興味がないので、ここ数年本屋に入った記憶がありません。
「日本の」と但し書きを付けたのは、アメリカ滞在中には、大抵本屋を覗いているから。アメリカでも必要な本はアメリカのAmazonで買っているのは同じなのですが、アメリカの本屋は安売りがあるんです。それもかなりマニアックな図鑑など。どの程度マニアックかというと、たとえば
「世界の帆船」
「ハンドガン百科事典」
「スポーツカーデザイン」
「世界の戦闘機」
「武器の歴史」
みたいな感じの、オタク心を刺激するようなぶ厚くて装丁がきれいで写真盛りだくさん、重量数キログラムというような本が$9.99とかで、積んであったりするんですよ。運が良ければコルベット関係の本も見つかったりします。そんなわけで、アメリカの本屋には良く行くのですが、安売りがない日本の本屋には全然行かなくなりました。安っぽくて編集者のレベルが知れてしまうムック本ばかりだしね。

しかし、今日は本当にたまたま。ちょっと通りかかったので入ってみたのですが、そこで見つけたのがこの雑誌。
130126-1

うわっ!
日本の自動車雑誌でコルベットの特集やってるよ。

先日のデトロイトショーで発表されたばかりのC7が載っているのは驚きでした。
コルベット60年の歴史を解説していて、使っている写真はどこかで見たことあるものばかりでしたが、内容は日本視点が少し混じっていて新鮮でした。コルベットの歴史解説は、アメリカの本では散々読みましたが、基本的にアメリカ視点で描写されているし、著者もコルベットにリスペクトしているので、「あばたもえくぼ」的に表現されていることが多いのです。
あと、各世代で日本に現存しているコルベットの取材も良かったです。なるべく無国籍な風景を選んで撮影したのだと思いますが、その中でC1の写真は、バックがうちの近所にもある典型的な日本の田舎の畑になっていて、その見たことのない組み合わせがとても新鮮で、魅入ってしまいました。
ただし、コルベット特集のページは40ページほど。コルベットの歴史を語ると400ページくらいの1冊の本になっているくらいがアメリカでは普通てすが、一般自動車雑誌の特集記事としては、この辺が限界なのでしょう。これをきっかけに、コルベットの歴史に興味を持った人は、洋書に進むしかありません。

本屋に立ち寄るなんて、私にはとても珍しいことなので、妻は、
「この本に呼ばれたのかもしれないわね。」
と言ってました。本当にそうかも知れません。

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