2015年9月26日

Black Boxのノイズ対策

550 Spyderに取り付けた、点火時期をコンピュータ制御するBlack Boxは正常に動作しているのですが、ひとつだけ問題があります。
PCとの通信が切れてしまうのです。
Black BoxとPCはRS232Cによるシリアル通信です。今時のノートPCにはRS232Cは付いていないので、RS232C-USB変換アダプタを使ってPCと接続しています。エンジンを始動していないときの通信は安定しているのですが、エンジンを始動すると、1分以内に通信エラーとなってしまいます。通信エラーになってもBlack Box自体は正常に点火時期制御をしているので、走ることに問題はありませんが、点火時期テーブルの書き換えが面倒です。いちいち、エンジンを切って読み出し、書き込みをしなければなりません。それに、走行中にテーブルのどの辺を読んでいるのかわかりませんし。

RS232C-USB変換アダプタは結構クセのあるデバイスで、使用しているチップによって得て不得手があったりします。今使っているのはProlificのチップを使った製品で、これは安いのですが、通信できない機器があったりします。
とはいえ、今回はエンジン始動後に読めなくなることから、主には通信ケーブルにノイズが乗っているのだと思います。ノイズ耐性も、製品によって異なると思いますが、まずは根本のノイズ対策から始めてみることにしました。すぐ近くで4万ボルトが火花を散らしているわけですから、シリアル通信には厳しい環境です。

ノイズ対策の基本と言えば、必殺「銀紙シールド」。
この名称は、私が社会に出たばかりの頃、山奥の試験場で担当製品のEMS計測に付き合わされた時、電気担当の先輩社員が言っていた名称なので、一般に通用するものではないと思いますが、EMS関係をやったことのある人なら、わかってもらえるでしょう。EMSの基準値をクリアしないときに、とりあえずアルミフォイルで疑わしいところを覆って原因箇所を突き止めるのです。なかなか基準値をクリアできず、本当に山奥の試験場で、深夜に妙なテンションになりながら、なかばヤケクソでアルミフォイルを巻いた記憶があります。その後、仕事の内容が変わって、今は私自身がEMS計測に立ち会うことなどありませんが、今回の作業をしながら、その頃のことを思い出していました。もう20年も昔のことです。

このようにBlack Boxから出ている通信ケーブルをアルミフォイルで包みます。そして、このアルミフォイルに針金を巻いて、その針金をフレームに巻きつけます。すなわちGNDに落とすわけです。
150926-11
結果は上々。エンジンをかけても、かなりの時間、通信が続くようになりました。ただし、一度切れると、次からは読めなくなってしまい、Windws7がブルースクリーンになってしまうのですが、これは多分チップとそのドライバーのせい。
とにかく、効果はあったので、この上からスリーブを被せて、自作シールド線の出来上がり。とりあえず、これで少し使ってみます。

最終的には、Black BoxとMSDの設置位置を見直した方が良いです。コイルから離すのと、冷却を考えて運転席設置にした方が良いかもしれません。

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