2015年8月16日

550 Spyder Black Boxの取り付け その2

昨日の作業でバキュームの接続と、本体の設置は終わらせたので、今日は配線とデスビの調整をして、エンジン始動まで終わらせるつもりで作業開始。

まずは、ハーネスを作成します。
この辺の作業は、配線を全部引きなおした経験があるので、楽なものです。
150816-01

このデバイスは、デスビの点火時期信号(すなわち点火コイルの1次側のON/OFF)を受け取って、進角/遅角させてコイルに渡すというものなので、点火にMSDを使っている場合は、デスビとMSDの間に割り込ませます。原理を理解していれば簡単なのですが、ちょっと注意も必要です。MSDの場合は、イグナイタのマイナス側を入力するのですが、Black Boxはイグナイタのマイナス側はGNDに落としておいて、プラス側で検出するようになっています。
したがって、デスビとMSDの白線の間に割り込ませるのではダメで、今まで白線につなげていたデスビの線はGNDに落として、+側をBlack Boxの5番(濃い緑)に、そしてMSDの白線はBlack Boxの7番(白/緑)につなぎます。
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150816-03

次は、デスビの遠心進角をロックします。Black Boxはデスビから点火時期を得ているので、遠心進角してしまうと、ベースの点火時期が変わってしまいますから。デスビにバキューム進角が付いている場合は、これも外しておきます。
簡単な作業のはずだったのですが、ここで問題発生。
Black Boxには遠心進角をロックするための特殊ワッシャが同梱されているのですが、このワッシャが私の550のデスビに付かない。普通は、センターシャフトの中にビスがあって、そのビスがロック用のワッシャをとめるのですが、私のはビスどころか、タップすらありません。
150816-04

というわけで、作業はここでSTOP。一度配線を元に戻して、ロック方法を考えてから、再挑戦することにします。
とりあえず、Black Boxに電源は繋いであるので、通信チェックだけ実施しました。問題なく通信できています。
150816-05
デフォルトの点火マップを読み出してみると、低回転ではエンジン負荷の高いときに、わずかに進角させています。ちょっと不思議な気もしますが、こういうものなのかな。まあ、この辺は実走で確認するしかないですね。

点火系の配線をいじったので、最後に確認の意味でエンジン始動。本当は、今日の目標はBlack Boxでのエンジン始動だったのですが、進角をロックできないことにはどうしようもありません。
で、エンジンを始動してみたら、アイドリングがやたら高い、不安定、回転落ちが悪い。
あー、スロットルリンケージを保持している部品が変わったので、キャブの同調が狂ったみたい。
大昔、シンクロテスターを持っていたはずなのですが、あれ、どうしたかなぁ。もう10何年も見た記憶がないので、誰かにあげちゃったのかも。とりあえず、感覚で合わせてみたものの、以前とは明らかに違うアイドリングの不安定。うーむ、こっちもやらなきゃダメか・・・

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