2015年10月29日

550 Spyder オイル漏れ修理 その2

一応、対策を考えてみました。

まず、ドレンプラグ。
普通、ドレンプラグには銅ワッシャなどが入っているものですが、このJayCee製のサンプ・プレートには入っていません。
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残念なことに、座繰り径が小さいので、規格品の銅ワッシャも入りません。もうちょっと径が大きければ入ったのに、なぜこの径にしたのだろう。
規格品の銅ワッシャの外形を削って入れるという方法も考えて購入だけはしましたが、まずはもっと簡単な方法として、Oリングを入れてみました。
ドレンプラグの径はM18ですが、ネジの首のところにOリングを入れるので、呼び径16mmのものを入れてみました。AS568-016という航空機規格のサイズです。
ちなみに、航空機規格のOリングは一般機械に使われるP規格やG規格と比べて、線径が細いのが特徴。
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それから、サンププレート固定ボルトには銅ワッシャが入っていますが、座繰りの面あらさがあまり良くなくて、加工の引き目が残っています。
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これが原因かもしれないので、銅ワッシャからゴムのシールワッシャに変更して、ボルトもフランジボルトにしてみました。シールワッシャは、芯に金属のワッシャが入っていて、そのまわりにゴムをコートしたものです。
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そして、取り付けにはペーパー・ガスケットをやめて、愛用のLOCTITE 518を使用しました。アルミ用の液体パッキンで、嫌気性。効果後も柔軟性があって、除去も簡単という優れものです。エンジンのクランクケースの接合面にもこれを塗っています。
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これだけ準備万端整えて、ボルトを締めている時に、一箇所、完全にネジがバカになっていることに気が付きました。一応、すべてのネジ穴はタップでさらってあったのですがM6が完全にスコスコです。タップでさらったときには、ちゃんとかかっていたと思うのですが・・・試しに、もともと付いていたボルトを入れてみると、怪しげではありますが、一応、ネジは噛んでいるようです。どうやら、ねじ山がかなり微妙になっていて、ねじの公差の範囲内でかかったり、かからなかったりするようです。漏れの主原因はこれだったのかもしれません。
本来ならヘリサートを入れて修正すべきですが、ジャッキアップして下からの作業でヘリサートを入れるのは難しく、とりあえず古いボルトだとかかっていることもあって、新しいシールワッシャの性能に期待して、古いボルトで軽く締めておいてみました。
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これで2Lのオイルを入れて一晩放置。

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